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牧神の午後 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)
 
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牧神の午後 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) [コミック]

山岸 凉子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 620 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

”翼を持ったものには腕がない” ”腕がある者には翼がない” 20世紀初頭、パリの人々を驚かせたロシアバレエ団(バレエ・リュス)の伝説的ダンサ-ニジンスキ-の生涯を描いた傑作。
【収録内容】『牧神の午後』、『黒鳥 -ブラック・スワン-』、バレエエッセイマンガ2本(初収録)1『瀕死のバレエ発表会』・2『BALLET STUDIO拝見』、エッセイ(初収録)『山岸凉子ローザンヌ国際バレエコンクール珍道記』(仮)"

登録情報

  • コミック: 205ページ
  • 出版社: メディアファクトリー (2008/3/27)
  • ISBN-10: 4840122164
  • ISBN-13: 978-4840122160
  • 発売日: 2008/3/27
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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35 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
実在の人物をモデルにしたバレエ漫画「牧神の午後(モデルはニジンスキー)」、「黒鳥(同バランシンの3度めの妻・マリア・トールチーフ)」の2編、エッセイバレエ漫画2編、ローザンヌ国際バレエコンクール見学ツアーの記事(山岸凉子さんが同行、文は瀧晴巳さん)を収録。
「牧神」と「黒鳥」はモデルとなった2人の人間としての光と影の両面を掘り下げた名作。光には伴う影が克明に描かれるとともに、人種、文化、親子関係などいろいろと考えさせられる要素がエピソードとして織り込まれています。
ニジンスキーもトールチーフも繊細な人物として描かれていますが、個人的には、あの時代に牧神の午後や春の祭典を振付けたニジンスキーの大胆不敵さと恐らく持っていたであろう自負、バランシンに「偉大な女性」といわしめ、シカゴバレエ団の芸術監督となったトールチーフの強さについて、もっと描写があってもよかったかなと思います。
作者自身のバレエ発表会体験記、首藤康之さんのバレエ教室取材記であるエッセイ漫画、ローザンヌ取材記はバレエに興味がある人なら楽しめる内容です。
全体的にはバラエティーに富み、密度が濃い一冊かな。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hina
形式:単行本
天才舞踏家ニジンスキーの物語「牧神の午後」、
「月読」(文庫で出ている)などを収録しています。

「牧神の午後」で
”翼を持ったものには腕がない”
”腕がある者には翼がない”
ジャン・コクトーを引き合いに出して
ニジンスキーの人生、運命を山岸凉子さんの分析が面白いです。
なによりもこの本の装幀に使われている
表紙絵と帯の絵のバランスがすき。
やっぱり山岸凉子ファンなら、中身が幾ら重なっても
手元に置いておきたい本でしょう。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mimi☆
形式:コミック
私はバレエを見に行ったこともないし、ニジンスキー・バランシンの名前は知っていたけど、程度の前知識です。
「牧神の午後」では、ニジンスキーを通して「天才」とはなにかを、やはり後世に名を残す振付家ミハイル・フォーキンを語り部としてつづっています。
若い頃の努力といったところはあまり描かれません。衝撃的なデビューを果たしてから神経衰弱を発病するまでがこの作品の時間です。
頂点に立つにはもちろん努力・運・もって生まれた体などいろいろな要素が必要でそれら全部を含めて「天才」といえるでしょう
しかし一点集中式な天才が日常生活に際してみせる奇矯さ、それを羽を持つものは腕がない、と表現した作者の鋭い視点。
ほとんどが私にとっては初めてのエピソードでした。表紙絵に作者のニジンスキーへの愛が読み取れます。
「黒鳥」では、天才肌の芸術家でバレエ命な男バランシンと3度目の妻となった女性マリア・トールチーフが主人公。もちろんプリマとして有名だった人でしょうが、ここでは、妻というより自らの芸術を具現化する夢として女性を愛する男との葛藤が描かれます。マリアとしてもプリマであり、その世界にいるからこそわかる、自分の資質と彼の志向の違い。
新しい女性が現れ、自分の立場が脅かされたときにたどる心の試練。
その時に無くなった祖父の言葉として「不幸は願いさえすれば、すぐやってくるもの」という言葉には胸をつかれます。願わくは、困難や試練があって誰かを恨みたいときでも、悪いほうに考えず、マリアのように苦手と決め付けられていた黒鳥に挑戦して見事に踊りきるような、プラスへの転換ができればという、バレエダンサーたちの人生を借りての作者のすばらしい表現でした。
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