リウイの作品に共通して言えることは、TVで放送される連載もののドラマ番組方式を踏襲しすぎている点である。
「国家規模の事件に巻き込まれる」「チョイ役ヒロインとして魅力的な女性が現れる」「リウイの介入で巻末には必ず解決する」
見事なほど「水戸黄門」や「寅さん」な展開。
このパターン以外はないし、アトンの落とし前をつけるという前提があるため、逸脱もできない。
そのためリウイという人物は、RPG系コンシューマゲームでプレイヤーが操作するキャラクターのように、与えられたクエストをこなすだけの薄っぺらい存在である。
本作の舞台はミラルゴであるが、前作のロドーリル編のような「秘匿されてきた意外な真実の暴露」という面でも更に内容が薄く、国家内の権謀術数もたいしたレベルの話ではない。
巻を重ねる毎に薄っぺらになっていくリウイ小説を、いつまで続けるのだろうか。
そろそろ強引にでも落とし前をつけた方がよいと思うのだが。