韓国の地方の農村で 30年以上も生きていた年老いた耕作牛と
共に農業を営む老夫婦の日常を描いたドキュメンタリー映画です。
ドキュメンタリーなのに殆どナレーションも無い。
人気俳優も出演しないから、当然、出演者は老夫婦と村の住人で皆、素人で演出も無し。
もし作品紹介の説明がこれだけだと 何だか見る気が出なさそうですが、
騙されたと思って、先ずは何も考えずに見て下さい!
韓国では人口5千万人中 300万人が鑑賞したそうです。
09年末から日本国内でも、アート・芸術系の映画館で上映されましたが
その時は東京・大阪・兵庫のみで全10館も有りませんでした。
私は見に行く機会を得られましたが、見た後は涙が出続けました。
その後も 配給元のHPで近くの上映会場を探す度に見に行きますが、
やはり涙が出ます。一体、何がこの映画の魅力でしょうか?
多分、見ないと答えは出ないと思います。
何度も見ている私も未だに上手く表現出来ません・・。
経済効率を第一に、古き物を淘汰してきた日本の社会、
そして先進国の仲間入りを果たした韓国、
しかしそれで人々は豊かになったのでしょうか?
果たして、人が生きるのに何が必要なのでしょう?
オリジナルのタイトルの意味は "OLD PARTNER "
(私の稚拙な訳なら『古き仲間』でしょうか )だそうですが
年老いた牛と共に、ゆっくりとした時間を流れる老夫婦の姿を通して
我々現代人が何を失ってしまったのか、じわじわと自覚させてくれる魅力有る作品です。
何故、日本国内の大手が配給しないのか、とても疑問です。
支離滅裂な文章ですが、近くに上映劇場の無い方はDVDでご覧下さい。