風間一輝という作家はある意味地味な作風だが、文章のいい回しがとても好きな作家さんです。
ちょっとしたいい回しにニヤリとさせられることも多く、電車の中で読んでいると人目が気になります。
それは人の台詞だったり、会話だったり、地の文のいい回しだったり、いろいろなパターンがあるのですが、
文章を楽しむという意味ではこの作家さんがダントツです。
また、この作家さんが書くキャラはどこか格好悪いというか、
人間味のあるキャラになってます。
ハードボイルドに出てくる男は格好いい人も多いですが、この方が書かれるキャラはどこか逃げ腰だったり臆病だったりと
ごく普通の人間が持つ弱さを持っていて、そこがいいです。
格好悪い格好良さとでも言うのでしょうか。
臆病なんだけど、ここぞという時に本当に男になる。そんな印象です。
もうお亡くなりになっている方なので、本当に残念でなりません。
この方の作品をもっと読みたかったです。