これは面白いです。今見ると、30年ほど前の作品にもかかわらず、やたら新鮮なギミックと興奮があります。というのも、そもそもがこの映画を元ネタとした漫画やゲーム、映画の類が、現在ではすでに古典の殿堂入りを果たしている為、巡りめぐってこの原点こそが新鮮な輝きを放っていると感じるからではないでしょうか。
ざっと見ても、前半のリアル天下一武道会に出場する武道家達のネタ満載のラインナップ(腕の伸びるヨガ、弁髪使い、ムエタイ、モンゴル相撲、鋼鉄の肉体、何故かトンファー使いの無刀流浪人、鷹の爪の道場主の娘etc)、さらには最大最強の敵である空飛ぶギロチンの盲目坊主などは、人違いで多数の人を殺しちゃっう上爆弾を投げまくって証拠隠滅しつつ「まあよい、片腕は皆殺しじゃ」とうそぶく理不尽な人物。
また、善玉である片腕ドラゴンは壁歩き、隠し凶器、慎重に仕掛けられた罠などの前振りを活かしつつ、無敵のギロチン坊主に立ち向かいますが、あくまでも「勝てばよかろう」方式でこっちはこっちでダーティーなのが愉快です。まぁ、どっちもどっちだなという感じですが、そういう部分を差し引いても楽しみ所満載のカンフー映画の傑作だと思います。
キル・ビルのゴーゴー夕張の鉄球のモデルとなった空飛ぶギロチンですが、本家の方がよりえげつないので、キル・ビルファンの方は是非確認していただきたいと思います。
おそらくTV放送されることはもう無いと思いますので是非DVDで確認していただきたいです。