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片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫)
 
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片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫) [文庫]

道尾 秀介
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして…。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

登録情報

  • 文庫: 350ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/6/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101355525
  • ISBN-13: 978-4101355528
  • 発売日: 2009/6/27
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 特別な〈耳〉を持つ私立探偵の冒険, 2009/6/27
By 
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(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫) (文庫)
三梨幸一郎は、特異な“耳”を持つ私立探偵で、
その能力を駆使した盗聴を主な仕事としている。

現在、ある産業スパイを調査している三梨は、冬絵という女性と知り合う。

いつも大きなサングラスをしている冬絵を、自分と同類
だと感じた三梨は、彼女を探偵事務所にスカウトした。

それから数日経ったある日、三梨が調査していた男が殺害される。

男が殺害された時の様子を、たまたま聴いていた三梨は、
前後の状況から、犯人は冬絵ではないかという疑いを抱く……。

序盤において、読者をミスディレクションしていく会話が秀逸。
(犬の鼻についての話や、ある人物が千里眼らしいという話)

読者は、この段階でまんまと先入観を抱かされ、終盤で驚かされることになります。

また、本作では、先の殺人事件と並行して、七年前に失踪し、のちに、死体
となって発見された、三梨の元同居人・秋絵の事件の謎も解明していきます。

ここにもひとつ、騙りの仕掛けが施されています。

軽ハードボイルドものであり、擬似家族ものでもある本作ですが、
登場人物にデリケートな属性が付与されているため、読了後に、
違和感や不快感を覚える向きもあるかもしれません。

そのあたり、ミステリに何を求めるかで、本作の評価が変わってくると思いますが、
個人的には、細かい趣向を巧みに連鎖させていく作者の手腕が堪能でき、十分、
楽しめました。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 小説だからこそ可能な巧妙さを持った作品, 2009/8/3
レビュー対象商品: 片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫) (文庫)
「向日葵の咲かない夏」に続いて、道尾作品は2冊目です。
この作品は、「向日葵の〜」に比べれば、読みやすくて現実的なストーリー。

主役は盗聴専門の私立探偵ですが、まわりを固める脇役達も魅力的です!
ミステリとしての結末には、あまり捻りはありませんが、結末に至るまでの伏線と、その回収の仕方は見事です。
ストーリーの途中で放置されたままになっていた謎も、きちんと解決してくれます。

何と言っても、最後の最後に語られる登場人物の過去は、小説だからこそ可能となる巧妙さを持ち合わせています。
きっと、映像化することは無理だろうなぁ・・・。
思う存分に、騙されて下さい!
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 よかった, 2011/7/25
レビュー対象商品: 片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫) (文庫)
今まで読んできた道尾作品の中では一番好みだった。ただ、作品の謳い文句の所為で変にハードルがあがって、その結果低評価をつけている人もいると思う。多くのミステリ、とくに海外の難解な作品をいくつも読んでいるとだいたい先の展開やトリックがよめてくるようになるので、この作品に限っても例外ではなかった。まるっきり100%わかった訳ではないけれど、大体予想した通りに話が進んでいったことは確かだ。それでも面白かった。といえる。細かなツッコミどころは別にして、道尾氏の作品を読んでいつも思うのは器用な作家だなというところだ。
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