自分が初めて片山杜秀氏の文に触れたのは音楽之友社の
クラシック名盤大全だった。(この本は改訂版の発行を希望したい。
当時CD探しにかなり役立った)
その本の中で見たことも聴いたこともないような曲(ばかり)を
廃盤だろうが未CD化であろうがおかまいなく,
完全に他の批評家とは90度方向がズレたノリで
「この曲は聴いておいた方がいいんだぞ」という
それはそれは熱い語り口調で(時にはレレレードミソーなどと
音階を文に載せたりして,語りの熱さは青天井であった)
薦めるものだから,当時自分はCD屋を何軒もはしごさせられた
ものだった。(で,結局ほとんど見つけられなかった)
また,ムラヴィンスキーのサルマノフ交響曲全集なんかにも
ひょっこり解説に顔を出したりしたので,この人の知識量は底が知れん,
と怯えたものだった。
そんな片山氏の本が発行された!中を見た感じ,あのときの
ノリは変わっていない!必読だ。ぜひ,自分と同じ(口車にのせられる)
体験をしてみて欲しい。