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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
家族問題から見た日本社会,
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レビュー対象商品: 父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書) (新書)
若い人にも読んでもらいたい一冊である。家族問題に関する質問に対して著者が答える、という形式で本書は書かれている。平易な言葉で書かれているので、読者は著者の講義を受けているような感覚となる。 家族とは何なのか、父親・母親の何が問題なのか、子どもにとって良い家庭とは、家族の問題にどのように対応すればよいか等の質問に対する著者の回答は、家族、親子関係に影響を与えている社会の変化にも言及している。このため、著者の回答は、実際の子どもを持つ読者はもちろん、日本の社会の変化に関心を持つ若い人々にも参考となるのではないか。 「家族のあいだの温かい人間関係に支えられてこそ、本来の自分らしさを生きられるのです」(47頁)、「昔は、大人になるための情緒とか、そういう面での訓練がありましたが、いまはそちらのほうが極端におろそかになっています」等の著者の主張は傾聴に値する。何度も読んでみたい本である。
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
子供を良くする無料で最良の施設、それが家庭です、という結びの言葉が光った。,
By 英太郎 (ロンドン) - レビューをすべて見る
Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書) (新書)
明治から現代にいたる日本の家庭、父親と母親の役割、それぞれ良かった点、悪かった点について、これほど鋭く本質を見据えて読み切った著作に、私は以前お目にかかったことがありません。ことごとくおっしゃる通り!と、ひたすら共感しました。例えば、次のような考え方。 ◆昔のようにものが不足し不便な世の中の方が、子供は親のありがたみを感じ真っ当に育つ。 (これからは、贅沢を制限する感覚を養っていかねばならない) ◆昔の日本の父親は強かったという意見があるけれど、それは単にいばっていただけで父性原理としては実はとても弱かった。 (世間の笑い者になるな、というのはむしろ母性原理)) ◆これからの日本には、過去にない全く新しい父親像を作る覚悟が必要だ。 (家の外では農耕民族の辛抱強さ、家の中では砂漠遊牧民の厳しさ) ◆日本の親は、子供達の無意味な競争に無駄な金を使っている愚かさに早く気づくべきだ。 (もっとそれぞれの子供の個性に目を向けるべき) 一見使われている言葉は平易ですが意味するところはとても深く、一回さーっと読んだだけでは全てを正しく理解できないかもしれません。 私は2回続けて読み、ようやくその深い造詣にしみじみと触れたような気がします。 時間をかけてじっくり味わって読んで頂きたい本です。
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
この本を読み終わってから何をどう始めるかが鍵,
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レビュー対象商品: 父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書) (新書)
さまざまな臨床心理士からの質問に河合氏が答えていくという方式で話が進められています。一つの章が短めなので、就寝前などちょこちょこと読み進めることができました。河合氏の答えには「こうしなさい」というのはありません。簡単な言葉で書かれている分、その真意をじっくり考えると、「あ」と気づくことがあります。 今の時代の「家族」を取り巻く諸問題に真剣に取り掛かりたい人にはお勧めです。
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