1.内容
著者は家庭心理学を専攻したそうだが、その知見から、人間の子育てがどういうものかを記した本。他の動物とは異なり、父親も子育てに参加する、進化した動物である。父親もより成熟するし、子どもからの評価も高い(ということがデータで示されている)。ところで世はイクメンブーム。しかし、それは、父親の育児参加がいまだ少数派ということである。少子化や虐待の一因にもなっているかもしれない。よりよい社会をつくるためには、父親が育児に参加しやすい環境をつくるべきである。
2.評価
日本や韓国の状況は(p22、p23)、西洋との文化の違いがあるのではないか、といった疑問はあるが、この点はネガティブに評価する必要はない。コンパクトな中にも、それなりの根拠をもって、父親の子育て参加が、みんなを満足させることを示せているので、星5つ。より詳しく知りたい方はp71に参考文献に進めばよい。あと、10代20代の若い人が読めば、よりよい社会になる、とも思った。