登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
64 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
中国の切り札は国を追われた男,
By
レビュー対象商品: 父・金正日と私 金正男独占告白 (単行本)
出会いは2004年、空港での偶然の出会い。記者は金正男似の男性に声をかける。 するとまさに金正男。 他の新聞記者も押し掛ける混乱の中、 名刺を渡す記者。 数ヶ月後、金正男からメールが届く。 以降の金正男と著者のメールのやり取り、 そしてインタビューからなる書籍であります。 150通からなるメール。 数時間のインタビュー。 北朝鮮のその時事についてのコメントは、 基本的にありません。 金正日の長男が、 北朝鮮の時事について個別論評するのは、 インパクトが大き過ぎます。 従ってメールやインタビューの話題は、 一般論というか、金正男の価値観が中心になっています。 そのため金正男のひととなりがよく分かるのであります。 これがまともなのだ。 教条的な発言は一切なく、 極めて現実的。 北朝鮮の人民の飢えを嘆き、経済不振を憂いております。 更に自身を含めた、 金正日の子どもたちによる、北朝鮮世襲についてはきっぱり否定。 この辺りの価値観は西側というか、 我々とほとんど同じ。 日本に渡航した経験が5回に及び,新橋や赤坂で酒を飲み、 日本の市民社会の実相も充分理解している金正男は、 北朝鮮の政治体制に幻滅しています。 こういう人が北朝鮮の指導者になると各国とうまく関係がつくれるはず。 だが北朝鮮から離れていうには訳があります。 北朝鮮の上層部、異母兄弟たちとの関係はよろしくない。 親である金正日からも警戒されていたようです。 90年代に経済成長重視で、本格的に解放政策を取ろうとした金正男は、 北朝鮮の先軍政治体制には過激だったのです。 その辺りの背景は最終章にまとめられた著者の分析が的確です。 実質的な中国(習近平)の保護下にある理由は、 金正男こそ、中国にとって、北朝鮮の次期政権が行き詰まった場合の代替、切り札だという分析は、 極めて説得力があります。 国を追われ、異国で母国を思う金正男にシンパシーと期待を感じる1冊でした。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
時系列に沿った赤裸々で素朴な記録のしかたに好感が持てる,
By
レビュー対象商品: 父・金正日と私 金正男独占告白 (単行本)
日本ではとかくおどろおどろしく色眼鏡で見がちな北朝鮮関連の話題や出来事について、正男氏とのインタビューやメールのやりとりをありのままに素朴に記録しているところに好感が持てる。今後、著者が北朝鮮に行って現体制の幹部などにインタビューした記事をまとめた本などもぜひ読んでみたい。
53 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
正男氏の人物像,
By
レビュー対象商品: 父・金正日と私 金正男独占告白 (単行本)
金正男氏と言えば10年ほど前に日本に不法入国し「ディズニーランドに行きたかった」と言ったという報道をみて放蕩息子、または北朝鮮の権力者の馬鹿息子というマスコミの作り上げたイメージを漠然と持っていた。著者は偶然とも言える空港での立ち話をきっかけに正男氏とメールでの対話、インタビューに成功した。 本書にはそのメールのやり取りの内容とインタビュー内容が収録されている。 現在マスコミでは本書を「暴露本」として取りあげているが、内容に暴露的な部分は殆どなく同じような内容(北朝鮮の監視を意識した無難な回答)が繰り返されているに過ぎない部分は残念。 しかしながら、これまで漠然と持っていた放蕩息子というイメージは完全に払拭されどちらかというと、冷静でクレバーな人物というイメージが強まった(メールでのやり取りが本物であることが前提であるが…)。 改革・開放路線を父親に主張し権力の座から遠退いたとされているが、今後三代目世襲が失敗に終わる可能性も小さくないことから引き続き正男氏は注目すべき人物であることは間違いない。 注目の日本人の拉致問題については、両国の見解の違い等から解決の可能性が低いと述べているが、中学時代に拉致された横田めぐみさんも既に40代後半。この時期に政府が真剣に対応し解決に繋がることを祈っている。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|