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父・藤沢周平との暮し
 
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父・藤沢周平との暮し [単行本]

遠藤 展子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

私が幼かった頃、会社勤めをしながら、男手ひとつで子育てに奮闘する父。育ての母を迎えてからの、伸びやかな家族の情景。私の人生の転機に、控えめだがきっぱりとアドバイスを与えてくれた父。作家として、仕事に精をだす父の後ろ姿。父の入院から死に至る日々と、没後十年でさらに深い絆を感じる今日―。家族愛あふれる父の素顔を、ひとり娘がいきいきと描く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

遠藤 展子
1963(昭和38)年、東京生れ。時代小説作家・藤沢周平(本名・小菅留治)の一人娘。生後八カ月で母を病気で失い、父の再婚により、六歳頃から育ての母との生活が始まる。都立高校卒業後、百貨店に勤務。’88年に結婚し、遠藤姓となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 204ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/1/24)
  • ISBN-10: 4103034718
  • ISBN-13: 978-4103034711
  • 発売日: 2007/1/24
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 550,207位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
私自身、子供の頃は父親が大好きでした。

あの大きな背中・・・大きな手・・・あの優しい眼差し・・・。

全てが自分を優しく包んでくれていたように思います。

しかし思春期が来て存在自体が煙たいと思うようになり可愛そうな想いをさせてしまいました。

この本は、すっかり忘れてしまっていたあの頃の父親の優しさを思い出させてくれる。

藤沢周平という人は、娘のことを本当に可愛がり、そして愛していた。

親子の暗いニュースが日常を騒がす世の中ですが、この本を読むと温かい気持ちになれます。

本来あるべき親と子の姿のお手本となるような素敵な親子です。

字も大きくて読みやすいので一日もあれば簡単に読めてしまいますが・・・

内容は非常に濃く、学ぶことが沢山あってすごく勉強になります。

皆さんもぜひ藤沢親子の心温まるエピソードの世界に浸ってみてください。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By A-san トップ500レビュアー
形式:文庫
自分の子供が私のことをどう思っているのか、ふと気になって手にした本。

実の母親が生後八カ月で癌で死んでしまい、その後しばらく男手ひとつで子供を育てた藤沢周平。とても比較の対象にはならないが、子を思う父の気持ちに同感するところが多かった。

保育園に通い始めて、ちょうど一カ月が経ったころ、理由もなく泣いてばかりいたことを知り、「しっかり躾けるために、甘やかしてはならないと考えていたことが、愛情不足になっていたかもしれないと気づき、ハッとした・・・朝の慌しい時間と帰ってからのわずかな時間しか、娘と一緒にいられないのに、躾けばかりにとらわれていてはダメだ」と気がついたそうです。

「巻き簀に真っ黒なのりを敷いて、ご飯をのせ、中身はキュウリと干瓢。くるくるっと器用に巻くと、みごとに細巻が出来上がりました。お父さんはすごい!・・・今でも、その日の運動会で記憶に残っているのは、のり巻だけで、どんな遊戯があったのか、まるっきり覚えていません。」

動物園の帰りに屋台でほしいものねだり、言うことの聞かない著者に、勝手にしろ!と言って姿を消した父。パパー!パパー!と泣きつづけても現れない父。著者は機転を利かして、「パパ!おしっこー!」と叫んだところ、「どこを探してもいなかったはずの父が、すっと現れて、いきなり私を抱きかかえ、脱兎のごとくトイレに走って連れて行った」。

父がテレビコマーシャルの出演依頼を断ったとき、「なんでコマーシャルに出ないの。テレビに出れば顔を覚えてもらえるのに」という著者に対して、父は次のように言います。「展子、よく聞きなさい。仕事というものは、どんな仕事でも本業をまっとうするのは大変なことなんだよ。本業以外の仕事で収入を得ようとすれば、必ず本業がおろそかになる。お父さんは、そういうのはあまり好きじゃないな。作家はものを書くのが仕事なんだから」。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Yasu
形式:単行本
ここ数年、藤沢周平作品が映像化され、世の中の認知度が上がるのは良いことだが、自分の中の藤沢周平作品とは異なる世界で、悲しみももってしまうことが多いこのごろ、愛娘の視線によるエッセイを本屋で見つけ即購入。藤沢周平の残香が行間から漂っており、心温まる話の数々に、首を長くして藤沢周平さんの新作を待ったあの頃を思い出す。娘から見た父親として、藤沢周平を知ることが出来るので、ファンならぜひ一冊購入の事。
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