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父の詫び状 (文春文庫 む 1-1)
 
 

父の詫び状 (文春文庫 む 1-1) [文庫]

向田 邦子
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

度鳴る父、威張る父、殴る父、そして陰ではやさしい心遣いをする父、誰でも思い当たる父親のいる情景を爽やかなユーモアを交えて描き、名人真打ちと絶賛された著者の第一エッセイ集 解説・沢木

内容(「BOOK」データベースより)

宴会帰りの父の赤い顔、母に威張り散らす父の高声、朝の食卓で父が広げた新聞…だれの胸の中にもある父のいる懐かしい家庭の息遣いをユーモアを交じえて見事に描き出し、“真打ち”と絶賛されたエッセイの最高傑作。また、生活人の昭和史としても評価が高い。航空機事故で急逝した著者の第一エッセイ集。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 281ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1981/12)
  • ISBN-10: 4167277018
  • ISBN-13: 978-4167277017
  • 発売日: 1981/12
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 40,273位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
テレビドラマの脚本家として活躍していた著者による、

文筆家として初めての作品でありながら、すでに最高傑作。

その文体、構成、すべてが一級品の職人芸を思わせる。

読者は笑ったり、少ししんみりしたりしながら読み進み、

節々でその職人芸に魅せられ、思わず「うまい」と、うなってしまう。

エッセイと言うよりは短編で綴った私小説とも読め、直木賞作品と

なった「思い出トランプ」は同じ延長線上にあると言っていい。

何度読み返したかわからない一冊。   ☆10個。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 美花絵留 VINE™ メンバー
形式:文庫
「優しい」が取柄の父が誉めそやされる昨今、本書には昭和の厳しいが憎めない「父」がありありと描かれています。そんな父をたて、子供に愛を注ぐ母、実はそんな母の手の中で転がされている父。あったかい向田家の家族が生き生きとあふれている書です。

さりげない日常も向田邦子の手にかかれば、こんなにもドラマチックに書けるんだぁ〜と感嘆しました。

航空機事故で急逝した著者。本書の中に、飛行機墜落を恐れる話が二回ほど登場したのも何かの因果でしょうか。胸が痛みました。
このレビューは参考になりましたか?
26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
わが家の姿 2003/12/31
形式:文庫
 幼いころ、母の書棚に『父の詫び状』があった。
 当時でも、「詫び」という言葉は「謝る」という意味だとおぼろげながらに知っていたと思う。ちょっとイタズラしただけでも、平手や拳骨が飛ばす父親を「怖い人」だと思っていた僕は「謝るお父さん」の存在をかぎつけて、本著を手に取ったのである。

 そこには、昭和の父と家族の姿が描かれていた。低学歴でも自らの度量だけで立身出世を果たしてきた父。ひたすら家事と子育てに勤しんできた母。優しい祖父母。戦争と兄弟がいない点、父から詫び状をもらったことがない点を除けば、それは、わが家であった。

 やわらかい文体で人の心を綴る手法、すべてを字にしなくても相手に気持ちを伝える手法も「目から鱗」であった。

 父は、僕が就職したころから一人前の男として扱ってくれるようになった。『父の詫び状』の影響もあって、僕は文章を書いて給料をもらう身になった。結婚し娘が生まれ、まだ老け込む年齢ではないものの、「怖い人」は孫のあどけない笑顔にデレデレする普通のオジサンに変った。

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最近のカスタマーレビュー
間違いなし
面白かった。
戦前、戦中、戦後が中流家庭の視点からニュートラルに語られている。そこには右も左も存在しない。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: fujinoco
人生を照らす”思い出”。
ある文筆業の先生が、エッセイは女性が上手い。特に向田邦子は天才である、といった話をされていました。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 街道を行く
読んで良し、聴いて良し
... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: ヒデボン
昭和の家庭の様子にほのぼのとさせられます
自分の10代の頃を思い出しました。
今の時代では珍しい厳格な父親と娘の織り成すエピソードに、
親子の愛情が垣間見えほのぼのとさせられました。
投稿日: 8か月前 投稿者: JsYa
セピア色の絵画みたい
... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 鞠
完成されたエッセイ
昭和の父親像が伝わってくる。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: Noctambule
思考遊泳
ざわざわとした波が押し寄せる。
何度読んでも、どの話を読んでも。

情景が目に浮かぶだけでなく、... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: may
家庭に対する優しい眼差し
「子供たちの夜」(67ページ〜)が特に良かった。
ここでは、向田邦子が考える「愛」の姿が書かれている。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 不肖TAK
ぜひぜひ読んでみてくださいっ!
中学生の時にこの本を見つけて以来、何かの折にふれては
何度も読み返し、「もう覚えるほど読んだからいいや」と... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: ぶりこま
親が親らしく、子供が子供らしかった時代
昭和初期の日本の家族の姿がここにあります。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: M
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