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父の暦 (ビッグコミックススペシャル)
 
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父の暦 (ビッグコミックススペシャル) [コミック]

谷口 ジロー
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

▼第1話/陽だまりの床▼第2話/春の面影▼第3話/緋色の記憶▼第4話/新しき小径▼第5話/美しき母▼第6話/夏の思い出▼第7話/別離▼第8話/もうひとりの母▼第9話/1枚の写真▼第10話/伯父の言葉▼第11話/めぐる春秋▼第12話/故郷の春●主な登場人物/山下陽一(郷里・鳥取を離れ東京で暮らすサラリーマン。故郷には結婚以来14~15年帰っていない)、山下武(陽一の父親。鳥取で理髪店を営む。陽一が小学生の頃離婚している)●あらすじ/陽一が郷里を想うとき、いつも決まって想い浮かぶ情景がある。早春の早い午後、幼い陽一は父の営む理髪店の床の上に座りこんで遊んでいる。ぽかぽかと心地よい陽だまりの床。それはどうやら、かなり幼い日のもっとも心なごむひとときのように思われる…。父が死んだとの連絡を受けた陽一は、郷里の鳥取に帰ることになった。十数年ぶりの郷里はすっかり街並みが変わってしまい、なかなか郷里に帰ってきたという実感が湧かない。それでも実家に近づくにつれ、記憶にある景色が目につくようになってきた…(第1話)。▼郷里を捨て十何年も家に帰ってないうえに、通夜にも間に合わなかった陽一を、親戚の人々は暖かく出迎えてくれた。陽一が幼い頃に離婚し、その後も仕事一筋だった父親に深いわだかまりを感じていた陽一は、いたたまれない気持ちになった。しばらくすると、実の母親の弟である大介伯父が、陽一の知らない両親の若い頃の話を始めた…(第2話)。

出版社からのコメント

昭和27年4月、鳥取大火の炎によって焦がされた父と子の絆は!? 鬼才が「犬を飼う」「欅の木」に続き、三たび挑む人生の機微!!

登録情報

  • コミック: 274ページ
  • 出版社: 小学館 (1994/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4091837921
  • ISBN-13: 978-4091837929
  • 発売日: 1994/11
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:コミック
初出は’94年のビックコミック。’04年に文庫化されている。原作はなく谷口ジローのオリジナルであり、彼の故郷である鳥取を舞台とした作品。

東京に暮らしていた著者が、ふとしたきっかけで15年振りに故郷を立ち寄り、家族や友人と会い、変貌をとげた街並みを歩いた時に感じた思いをもとに創作した物語である。著者はあとがきで、街並みは変わっても、家族も友人も多少年をとっただけでそれ程変わっていないことにほっとするのと同時に、変わってしまったのは自分ではないかと自問する。見覚えのある風景を眺めながら、ここに私の始まりがあったのだと心を和ませる。

この作品は、そんな彼の思いが、父親に対して子供の頃からわだかまった気持ちを持つ30代の男を通じて描かれている。著者は、これもあとがきで、このような抽象的な心の葛藤を描ききれたか疑問が残ると記しているが、そんなことはない。この作品も他作と同様セリフは少ないのだが、彼の故郷に対する思いも、男の葛藤もあますことなく描かれている。谷口ジローの絵(人物だけではなく風景も含めた絵である)があってこそ成り立つ「マンガ」である。これが小説だとしたら作家にかなりの技量がなければ駄作になるかもしれない。原作なしのオリジナルとしては代表作の一つに数えられるだろう。

谷口ジローは欧米での評価が高い。この作品もヨーロッパでいくつかの賞を受賞している。詳しくはわからないのだが、ストーリーを重視する傾向にある日本の漫画に対し、欧米では絵を重視して、絵自体で何かを表現する作品が多いようだ。90年代以降の著者のオリジナル作は殆どが地味である。しかし、「絵だけで物語を表現」できる彼の評価が高いのは当然なのかもしれない。

近年、著者の作品が少しずつではあるが文庫で再版されている。文庫は気軽に読めていいのだが、やはり彼の作品は可能な限り単行本で読む方がいい。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
個人的には、谷口氏の最高傑作と思う。舞台は、谷口氏の故郷の鳥取市。幼い頃の両親の離婚で、主人公の男性は、父親にわだかまりをもったまま成長。

進学を機に、上京し、卒業後も東京に就職する。そして、十数年。突然の父の死で、葬儀のために帰郷した主人公は、集まった親戚らの話から、知らなかった父の本当の心を知る。わだかまりは自然と消えていた。ラストシーンは、なかなか感動もの。
 故郷を離れて暮らす人には、特に、心にじんとくる話と思います。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヘテ
形式:コミック
残ります。後にひきます。
不器用な父とそれを支える事ができなかった母。
しっかり者の姉と心を癒してくれた犬たち。

戦後のまだ社会が助け合いの精神に満ちていた時代に、
様々な人に支えられ助けられてきた事を、18年ぶりに帰郷して知る男。

でももう死んじゃったんですよね…父は…。
いくら感謝しても後悔しても伝える事はできないですよね…。あ〜ぁ。

”あまりにも優しすぎた”父と子供だった自分。
大人になって初めて分かる大人の世界の機微。
子供はいつだって”守られる存在”である事に気づかないですよ。

・感謝をしたい人に感謝を伝えているか
・自分の身勝手で誰かにさびしい思いをさせていないか
・話せば分かり合える事を諦めていないか
・家族を大切にできているか

読了後にいろいろ考えます。
かなりの良い漫画。
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最近のカスタマーレビュー
死と引き換えの和解
志賀直哉の「和解」を彷彿しながら読んだ。父にわだかまりを抱きながら鳥取の故郷を出て都会の大学に進学し、デザイン関係の職に進んだ30代の男性が、父の死によって久しぶ... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: りぃ
生涯に一度は読んでおくべき作品
父の訃報を知ってからも淡々としていた主人公が、帰郷してから少しずつ親の想いに気付かされていく。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ぴんく
故郷は失うたびにあらわれる
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投稿日: 21か月前 投稿者: picander
鼻水と涙が止まりませんでした!
誰にとっても【故郷】はあります。この主人公を通して、家族(親族)の様々な愛を学びました。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/10 投稿者: アルカイックスマイルマン
父の暦
学生時代に鳥取で過ごし、当時この本を全部ではないけれども、一部分読んだ記憶があります。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/7 投稿者: amazon.
人と人とのあいだに・・・
 大学入学を期に東京に出て、故郷に帰らぬ陽一の下に、父の訃報が届く。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/15 投稿者: 逆さメガネ
谷口ジローの原点がわかるかもしれない。
主人公はなぜ故郷に戻ろうとしなかったのか。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/3 投稿者: おじいさん
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