●2004年11月に、世界文化社で刊行された同書のレビューを書いた。このレビューの
オシマイに、「私も闘う!」と宣言した。あれから3年、私はサラリーマンから自営
業のオヤジとなった。そして、今度は文庫本で、この本と出会った。私が渡邉美樹さ
ん著の本が好きなのは、本文の熱きメッセージも魅力的なのだが、それ以上に「まえ
がき」で表現されている<鮮烈な思い>に圧倒されるからである。
●文庫本用の「まえがき」でも、渡邉さんは激しい。
単行本での「まえがき」で、私はこんなことを書いた。
「子どもへの約束事は、じつは自分自身との約束事である。毎日、親が自ら問わ
ねばならない。
―あなたは夢を追っているか―
―あなたは誠実な生き方をしているか―
―あなたは自分の弱い心に負けていないか―
―あなたは嘘をつかず、愚痴を言わなかったか―
―あなたは他人の喜びや悲しみを自分のものとできたか―
―損得でなく、善悪で今日一日を判断したか―
「子どもの幸せのために、親はどうあるべきか」を悩める親御さんに、この本を
通して伝えられたなら、その役割のほんの一部を担えたなら、これ以上の幸せは
ない。
文庫本として、再び本書を世に送り出す思いは、この気持ちにほかならない。
身近な者たちの幸せを考えて、どんなに小さくても一歩の行動が大事なのである。
いま、この具体的な一歩で、あなたが変わり、あなたの家族が、そして、あなた
を取り巻く息づかいが変わるはずである。
私はそんな思いで、いまも生きている。
●最後の「私はそんな思いで、いまも生きている」の一文に、私の魂は激しく高鳴った。
「いい文章だなぁ」と思いながら、私はまたイッキに読んでしまうだろう。