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父が消えた (河出文庫)
 
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父が消えた (河出文庫) [文庫]

尾辻 克彦
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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第84回(昭和55年度下半期) 芥川賞受賞

出版社 / 著者からの内容紹介

父の遺骨を納める墓地を見に出かけた「私」の目に映るもの、頭をよぎることどもの間に、父の思い出が滑り込む……。芥川賞受賞作「父が消えた」など、初期作品5篇を収録した傑作短篇集。解説・夏石鈴子。

登録情報

  • 文庫: 304ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2005/6/4)
  • ISBN-10: 4309407455
  • ISBN-13: 978-4309407456
  • 発売日: 2005/6/4
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
この粒々の発想群とでも申しましょうか。エッセイのように書かれた小説なのですが、これが萌芽となって、その後、似たような作品が賞を取りましたね。しかし、尾辻先生の作品が一番好きです。温もりがあるのですね。読んでいてほんわりとするような。尾辻先生は、決して順風満帆な青年時代を送っていなかったように思えますし、この小説を書かれた時もそうだと思います。そんな時だからこそ、こんなに温かい小説が書けたのではないかなと思っています。起承転結で云えば、転のところからややドライな方向に転がりますが、アクセントとしては好いのではないかと思います。最後まで前半の調子でいくと単調に堕ちてしまうような気がいたしますので。同時に併録されている「お湯の音」が好きです。ほんのりと湿った温かさの中に、もの凄い悲しみを感じるのです。それも自身に対する悲しみでなく、別の色々なものに対する悲しみを。涙は流しませんが、ほろりと来るのですね。これぞ、まさに芸術。
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By yukix24
形式:文庫
尾辻克彦は実は「トマソン」「路上観察学会」「老人力」「1万円事件」などで有名な、赤瀬川原平さんの事です。彼は実は本書「父が消えた」で芥川賞を受賞している作家でもあります。
本編は、実父の臨終の時に感じた不思議な感覚を、比較的シリアスに表現して作品です。「尾辻克彦」と 「赤瀬川原平」という二つの名前はどちらも本名ではありません。このお父さんの存在が二人の芸術家の誕生に深くかかわっている事は以外と知られていないのでは?
受賞後も「作家ずら」しないところがまったく尾辻(赤瀬川)さんらしいです。彼のファンには是非読んでいただきたい、隠れた名作です。
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4 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
1まんえんじゃなくて。
著者の文体には独特のリズムと語彙があり、エッセイも面白いですけど小説もおもしろいですよ。
ちなみに本名が赤瀬川克彦なんですよねたしか。
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