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父が子に語る日本史
 
 

父が子に語る日本史 [単行本(ソフトカバー)]

小島 毅
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

----------------------------------------------
ねえお父さん、教えて、歴史って何の役に立つの?
教科書では学べないほんとうの面白さ。
----------------------------------------------

中国大陸や朝鮮半島、沖縄、北海道など周縁地域とのかかわりの中で記述された歴史の見方は一つでない事に気づかせるユーモア溢れる歴史副読本。国家形成のためにつくられた一国史的視点を超える歴史認識へのいざない。

◇2008年10月刊行・現在(2010年2月)第3刷◇

内容(「BOOK」データベースより)

ねえお父さん、教えて、歴史って何の役に立つの?教科書では学べないほんとうの面白さ。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 200ページ
  • 出版社: トランスビュー (2008/10/2)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4901510665
  • ISBN-13: 978-4901510660
  • 発売日: 2008/10/2
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 223,069位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 頼山陽「日本外史」を近代以降の歴史認識の典型例として、そこに至るまでに天皇が日本の歴史にどのような影響を与えてきたのかという問いを設定し、その回答を形成するであろう歴史の断片をつづっている。
 古事記、日本書紀にある神話の時代から室町時代後期くらいまでが対象となっており、特に平安初期から鎌倉時代くらいのエピソードが多い気がする。中学を卒業する娘に語る、という形式を取っているためか、口語調の記述になっている。

 著者が中国思想史の専門家であるためもあるとは思うが、日本の歴史にいかに中国・朝鮮が影響を与えてきたのかという点と、現在の歴史教育で行われているという日本国内に閉じた日本史認識がどれだけ狭い考え方かを主に説いていると思う。
 娘に語るという形式のためもあろうが、安易に結論を与えることなく、考える材料を与えるような書き方をしているのが特徴だろう。ただこれには、あまりにもナイーブなテーマであるため、著者の仮説を書きにくいという理由もあるのかもしれない。

 頼山陽流の仁義道徳史観の背景にあるもの、神話の背景にある歴史観が持つ日本優位の願望、日本の文化的発展に及ぼした中国・挑戦の影響をそれぞれ語り、それらが武家社会を経ることでどの様に絡み合い近代に至るかをひも解く。日本史の授業では語られない、当時の人々が信じていた世界観を知らせる。
 そんな試みとしては大変意義のあるものだと感じたが、著者がどの様な仮説を持っているのかも明らかにしていただいても良かったと思う。特に、ボクが読み落としただけなのかも知れないが、なぜ白雉改元について知っておいた方が良いのか、その理由については書いておいて欲しかった。
(読後にちょろっと調べた範囲での推測はあるのだけれど。)
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21 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
面白くて深い 2008/10/25
形式:単行本(ソフトカバー)
この著者の本は、新書などでは冗談が多いので
読みやすそうだが、実はけっこう難しいものが
多い。しかしこの本は対象が高校生ということ
もあって、非常にわかりやすい。その高校生と
は著者の娘らしいので、文章にどこか温かみが
ある。
歴史は暗記物ではない、流れを理解することが
大切、なんてもっともらしいことを言われながら、
センター試験で重箱のすみばかりつつかれる受験
生には福音書だろう。
聖徳太子は日本人ではない、ナショナリズムは意
外にも新しい考え方である、信長の家臣の掌握方
法はサラリーマンの転勤、など目からウロコの連
続だが、何よりもルー大柴の登場で爆笑。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dream4ever VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
父が子に語る日本史 小島毅 トランスビュー 2008

後発の「父が子に語る近代史 2009」が良かったので読んでみた。
正直に言うと近代史の方がよかった。でもそれは、自分自身の基礎知識の無さに由来している。高校時代に日本史を選択してない事によるのだ。
氏が語るように、世界史と日本史を分けて教える事は確かに変だと思います。その弊害が歴史認識の幼稚さに繋がっているのかもしれません。
網野喜彦さんの聖徳太子はまだ日本人でなかったという言説を引いていますが、小島氏の立ち位置も網野さんに近いのだと思います。要するに、古書から導かれる史実をどのように評価するのか、記述されている事が真実なのか否かをしっかり見極める事が必要なのでしょう。我々は、歴史に善悪という評価を下すのでなく、なぜそのような歴史が刻まれたのか、その背景からより良い未来を構築せねばならない事を子供達の世代に伝達せねばいけないのです。支配者側から書かれた史実と常民側から書かれた(少ないですが)歴史を中立的に読み込み理解することを本書は示しています。
それにしても自分の無知さを知った一冊でもあります。
大河ドラマや歴史作家の言質をそのまま飲み込む危険性を知りました。
いずれにせよ、中国や朝鮮なくして今の日本はあり得ない訳です。
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