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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この人の文章はリアルで人を飽きさせない,
By ジェラール火鉢 (倫敦・巴里・横濱) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 燃える男 (集英社文庫) (文庫)
私なんぞがレビューを書くまでもないが、私はクィネルの作品の愛好家として一文を奏したい。クィネルの作品は、そのどれもが面白く、アマゾンの検索で見つからない作品も読んで欲しいのだが、ことにこのクリーシィというキャラクターをめぐる作品はぜひ一読いただきたい。キャラクターの設定が素晴らしいだけでなく、武器や組織の描写が実にリアルで、しかも泣かせる勧善懲悪復讐物でストーリーは複雑にして同時にわかりやすい。ネタバレは書かないが、シリーズを追うごとに重い影を背負っていく主人公クリーシィは魅力的なキャラクターである。そして年齢性別を問わず、友情で結ばれた仲間も素晴らしい。もちろん敵も十分に小憎らしい。私も時々、文庫本を引っ張り出して(日本語で)読む。いささか出版時期は古い作品ではあるが、今でもその内容は色あせない。ぜひご一読を。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人間描写も上手い,
By インディ大好き (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 燃える男 (集英社文庫) (文庫)
クィネルの作品は、「スナップショット」を最初に読み、テロ・諜報・戦争といった裏の世界をリアルに知らされた点や ノンフィクションとも言える史実に沿った話に感動し読み始めた。 この「燃える男」においては、フィクションと言う事であまり期待しないで読み始めたが、瞬く間に吸い込まれた。 一流の職業軍人として、人間の感情を捨てて孤独に生きていた男性が、人間性を回復するステップや、 人間的感情を回復しながらも、復讐を完全に進めて行く姿が、違和感が無い様に 見事に描写されている点で、人間を描く作家としても一流だと痛感した。 復讐を、冷徹に完全に成し遂げて行く状況も、あまりに手際が良すぎて、下手すれば非現実的に思える話だが、そう思わせない事前説明や心的変化の描写が素晴らしく、 残虐な復讐に読者を加勢させていくのは見事であり、お勧めしたい作品である。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
映画「マイ・ボディガード」の原作ということで,
By
レビュー対象商品: 燃える男 (集英社文庫) (文庫)
今頃この本に興味を持つ人は、トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン、ダコダ・ファニング出演の「マイ・ボディガード(邦題)」の映画を観られた方も多いのではないだろうか。私もその一人で、クリーシィという男にとても興味を持ち、「燃える男」という原題からすると恐らく映画では描ききれていなかったであろうこの男についてとても知りたくなり、この本を手にした。 本は4部構成であるが、映画の多くは第1部までの内容。 原作では、誘拐事件の後、クリーシィがまさに「燃える男」となり壮絶な復讐を起こす部分が残り3部だ。 特に最後の2部は、まるでスタローンかシュワルツェネッガーの活劇映画を観ているような展開となる。 というわけで、映画は映画で感動的で楽しめたが、原作は原作ですばらしかった。映画になったのはほんの一部であり、展開も異なっているため、映画を観た後読んでも全く気にならないほどの冒険ができた。 私はクィネルの作品に対して全く無知であったが、クリーシィについての本はシリーズとなっているようだ。続編もぜひ読んでみたいと思える作品だ。しかし、この本が処女作とは、二重の驚きだ!
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