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燃えよ剣
 
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燃えよ剣 [新書]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

幕末の激動期、類のない苛烈な軍事集団「新選組」を作り上げて世を震撼させ、幕府に殉じて壮絶な生涯を生きぬいた土方歳三を描く

内容(「BOOK」データベースより)

武州多摩の田舎剣士、近藤勇、土方歳三とその仲間が、清河八郎の率いる幕府徴募の浪士組にまじって京へ上ったのが文久三(一八六三)年の二月。曲折を経て、同じ尊皇攘夷であった志士たちが倒幕へ傾いてゆく時勢のなかで、ひとり近藤、土方の新選組は佐幕の道をつき進み、京都守護の会津藩の先兵となって、池田屋襲撃などを決行し、長州藩、土佐藩ほかの憎悪の的になっていった…。―その新選組を創り上げた土方歳三は、最後まではげしく時流に抵抗し、滅びゆく幕府に殉じた。稀代の漢の生涯を巧みな物語展開で描いた傑作長篇小説。

登録情報

  • 新書: 663ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1998/09)
  • ISBN-10: 416317950X
  • ISBN-13: 978-4163179506
  • 発売日: 1998/09
  • 商品の寸法: 16.8 x 11 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By raywayne トップ500レビュアー
形式:新書
司馬遼さんの小説の中でどれか一つとなると、やはりこれを選ぶしかありません。 とにかく、どんなに温厚な性格の人をも“男として生まれたのならこんな風に生きてみたい!”と奮い立たさずにはおかない男性美学の究極の魅力に満ち溢れた作品ではないでしょうか。 “男性美”と書きましたが、それは決して暴力的で野蛮なマッチョイズムではなく、己の信念にただ純粋に生きるーという意味においての美です。 げんに土方歳三は歴史上の勝者ではないのですからー。 勝ちだの負けだの、世間の評判だの名声だの、得だの損だのー、そんなものをすべてかなぐり捨てて、ただ己の信ずるが所の道を行くー。 それが出来れば人間すべからく“幸せな人生”を生きられるわけであり、その点においてこの作品は“時代小説”の範疇を超えて、全ての人間に究極の至福のひとときを提供できる最高のエンターテイメント=芸術作品となるのではないでしょうか。

全編これカッコいい見せ場の連続なのですが、特に歳三が函館で官軍に特攻をかける場面や、“お雪、横浜で死んだー”に始まるラストの一文は司馬さん一世一代の名文ではないでしょうか。  また恋人・お雪さんとのラブシーンの濃厚さ。 これまた、これまで文章で書かれたあらゆるセックスシーンの中でこれ以上のものがあっただろうか(エロいーという意味ではなく、もはやそれを通り越しています)ー?という出来。 ホント、男としてこんな風に生きられればー、チクショー。 とにかく問答無用で読んでくださいーとしか言えない作品ですね。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
土方は沖田に言う。
「男の一生とは己の美しさを作るためのものだ」と。
事実、土方はその言葉どおりに生き、闘い、そして散っていった。
その姿は、どこまでも雄々しく、誇り高く、読む者の心を激しく揺さぶる。
物語の終盤、単騎切り込みをかける土方の姿、そしてあの言葉(読んで確認してください)・・。

僕は溢れる涙のほかに、体中を熱いもの駆け巡るような感覚に襲われた。
その他、お雪との切なく儚い、それでいて究極に美しい愛。泣けた。
とにかく泣けた・・・。

時代の流れに逆らうのは愚かなことなのかも知れない。
日本という観点から見れば、新撰組はマイナスの要素の方が多かったのかもしれない。

ただし、男として、人間として、忘れてはならない大事な大事な何かが
この物語にはこめられていると思う。

ひとつの道をただ真っ直ぐに、己の信念に従って生き抜いた男の熱い熱い生涯。
間違いなく5つ星。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By omr
形式:新書
司馬氏の描くに好きな男というのは、一本筋を通して、死をも顧みることなく闘い続ける人、なのでしょう。政治、特に自分の保身・出世というものに重きを置く生き方や勇気のなさを彼は最も侮蔑しているような気がします。俗とは無縁でどこかすがすがしく、爽やかな印象を感じさせる印象が最も好む人物像のような気がします。無論、その人物の歴史的・社会的な意義についての評価は常に分かれるもの。土方歳三という人もそのひとりだと思います。

どことなく、俗っぽい近藤勇に対して、あくまで土方は幕府に殉じて徹底的に戦い続ける、という点においてぶれがありません。それは、函館で幕府軍の幹部になるまで自己を一介の喧嘩屋と認識し続けた、という一点において一貫しています。

京都で血生ぐさい殺戮や内部抗争を経た後、最後の地、函館で土方は身内の斉藤一らを意図的に逃します(後に斉藤が土方を「奇妙な人」と評しているのは面白い。また、斉藤は実際には函館には行っていないようです)。最後に見せた暖かさみたいものが、鬼と呼ばれたこの人物、いや、本来の人間というものに安心感を覚えさせてくれます。
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読みやすい
土方歳三について初めて読んだ本でした。ここ15年ほどの間に5回くらい読み直していますが、今読んでもまだまだ楽しめました。後期司馬小説によくある歴史資料解説のような... 続きを読む
投稿日: 2007/6/19 投稿者: 鈴木純一
読むたびに新鮮
初めてこの作品を読んだ時の、あの衝撃的とも言える感動は、未だに忘れられない。分厚い本であるにもかかわらず、時間を忘れて一気に読んでしまった。史実を基に創り上げられ... 続きを読む
投稿日: 2007/3/10 投稿者: sukurabu
新選組ファンには、たまりません!!
私は、この本を読むまでは、アンチ土方さんでした。けど、この本を読んでから、惚れてしまいました!彼の行き方は、すごくかっこいい!!今まで、土方さんのことを誤解してい... 続きを読む
投稿日: 2005/4/10 投稿者: クリストファー・ロビンソンですんまそん
意外なほどの読みやすさ
「燃えよ剣」は有名なので知ってはいたが、古い本ということで手を出せずにいた。しかし、読んでみてビックリ!!ものすごく読みやすい!殺陣のシーンや、恋物語のシーン。ズ... 続きを読む
投稿日: 2005/1/14 投稿者: "新撰組!"
土方を描く最高傑作!
土方歳三に魅せられて以来色んな小説や資料を買いあさったけれど、
これほど心を揺さぶられ、笑い、泣いた小説は無かった。... 続きを読む
投稿日: 2004/12/3
無茶苦茶”濃い人生”
幕末の激動期を無頼の士として生き抜いた土方歳三を中心とした、壮大な歴史物語。わずか35年の生涯のうちに、信ずるべきものが変わり、戦法が変わり、世界すべてが変わろう... 続きを読む
投稿日: 2004/10/20 投稿者: よよよよよ
土方ファンになりました
友人の強い勧めで初めて歴史小説というものを読んだ。
歴史小説は、現代では使わなくなった言い回しや、物の名前が多いため、今まで敬遠していた。... 続きを読む
投稿日: 2004/9/30 投稿者: murae
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