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燃えつきるまで (幻冬舎文庫)
 
 

燃えつきるまで (幻冬舎文庫) [文庫]

唯川 恵
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (29件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

恋も仕事も順調だった三一歳の怜子は、五年付き合い、結婚も考えていた耕一郎から突然別れを告げられる。失恋を受け入れられず、苦しむ怜子は、最優先してきた仕事も手に付かず、体調を崩し、精神的にも混乱する。そして、友人の「好意」から耕一郎に関するある事を知らされた怜子は…。絶望から再生までを描き、誰もが深く共感できる失恋小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

唯川 恵
1955年金沢市生まれ。金沢女子短期大学を卒業後、銀行勤務を経て作家に。2002年「肩ごしの恋人」で第一二六回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 313ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2005/04)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4344406516
  • ISBN-13: 978-4344406513
  • 発売日: 2005/04
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.2 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (29件のカスタマーレビュー)
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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
 「女性」が主人公だけど、男の自分も共感できた。男性だって怜子と同じ感情を持つし、女性だって耕一郎と同じ感覚を持つこともある。
 また、「失恋」がモチーフになってるけど、仕事や友人関係でも同様な感情は芽生える。

 この小説のテーマは「理不尽」なのだと自分は受け止めた。

 人間は幸福に対しては理由をさほど求めない。「偶然の出会い」とか「幸運に恵まれて」で済ませることができる。しかし、不幸に対しては徹底的に理由を探してしまう。でも、理不尽とは結局は「自分にとって合理性がない」だけで、周囲はそれを気に留めることはない。

 耕一郎は「合理の対極」で描かれていて非常に上手いと思った。別れの理由は最後まではっきりしない。人間の思考は所詮合理的ではない。だから、恋愛も仕事(組織の人間関係)も理不尽の山積みだ。そうだと分かっていても、自分にとっての合理を求めてしまう。だから、傷つく。でも、結局は自分で時間をかけて消化するしかない。

 話の大部分を占める激しさに比べて、最後の部分はあっさりしてるという人もいるが、私はそこが好きだ。「憑き物が落ちる」きっかけが訪れるのだろう。

 「いつだって、人生は『こんなはずじゃなかった』との戦いだ」

 小説の最後の方で、立ち直り始めた怜子が心のなかでそうつぶやく場面がある。その言葉が、今の自分を元気づけてくれた。
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
告白した女性からフラれ、心のやり場がなくなり、藁にもすがるような気持ちでこの本と出合いました。主人公は女性ですが、自分自身の苦しい気持ちととてもシンクロし、一気に読んでしまいました。

「失恋」そのものは、相手に受け入れてもらえなかった、という寂しさが心の中心だと思いますが、30過ぎた男女にとっては、失恋は「それまで思い描いてきた明るい未来」の喪失でもあるのですね。自分が失恋で参ってしまったのも、相手に受け入れられなかった悲しみの裏側に、「奪われた未来」への絶望があったと思います。

恋をすると、追いかけてしまう。追いかければ追いかけるほど、相手は遠ざかってしまう。忘れよう、という気持ちと忘れたくない、という気持ちの波は、自分もとてもありました。「みっともないほど追いすがる」という事をしたくない、と思う人は多いでしょうが、相手への思いが深ければ深いほど、自分の気持ちに正直にならない限り、真の立ち直りには繋がらないように思いました。

この本のお陰で、とても気が楽になりました。自分のとった行動は誤りではなかったと。
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私にも耕一郎のような安全パイと呼べるような四年付き合っている彼がいます。なにをしても私を受け止めてくれるしとてもやさしい。だから振られることはないし、もうすぐ結婚かな…とも考えています。でも、この小説を読んではっとしました。5年間まったく円満に続いていたと思っていたのに相手は1年も前から違和感があった。でも、そのことに彼女は全く気付かなかった。私もそうなのかも…なんて思ったら怖くなりました。そして、彼との接し方を考えなおしてみようと思いました。 失恋の描写はとてもリアルで自分の過去の経験もあわせてしまって泣けました。失恋はつらいし悲しい。でも出会わなければ良かった人なんていないし、怜子も5年間は楽しいことがあったし、きっと今後は人の痛みがわかる優しくて強い女性になれると思う。結局すべて自分のためになるんです。だから恋愛は出会いから別れまですべてひっくるめて素敵なことなんだと思います。
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投稿日: 12か月前 投稿者: やまちゃんの一言
胸がしめつけられる
バスの中で読んでいて、辛くて辛くて涙と鼻水が止まりませんでした・・・。
とても他人事とは思えない。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: neko
最後は泣きました・・・
唯川さん・・・昔からかなりのファンでほとんどの小説は読んでいますが、... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: yokko
女の怖さがリアルに描かれいます。
主人公の気持ちがとても理解でき、引き込まれるように一気に読んでしまいました。... 続きを読む
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投稿日: 2008/5/3 投稿者: hana*hana
女特有の、人間特有のネチっこさ。
最初、読んだ時はすごくネチっこい小説だと思いました。
だけど、主人公の気持ちが痛いほど分かるんです。
人間だから、仕方ないんです。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/22 投稿者: ぬこ
心の底で共感
結川さんの描く世界って、女性なら少しは共感できるところがあると思います。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/2 投稿者: kmn
唯川恵さんの小説は大変読みやすいので本が苦手な女性にお勧め。
慰められたり、同情を向けられるより、欲しいのはこういう女としての
自信を取り返せる種類の言葉だったのだと実感した。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/9 投稿者: tao
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