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燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)
 
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燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫) [文庫]

大江 健三郎
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

百年近く生きたお祖母ちゃんの死とともに、その魂を受け継ぎ、「救い主」とみなされた新しいギー兄さんは、森に残る伝承の世界を次々と蘇らせた。だが彼の癒しの業は村人達から偽物と糾弾される。女性へと「転換」した両性具有の私は彼を支え、その一部始終を書き綴っていく…。常に現代文学の最前線を拓く作者が、故郷四国の村を舞台に魂救済の根本問題を描き尽くした長編三部作。

内容(「MARC」データベースより)

森に囲まれた谷間の村で繰り拡げられる、〈救い主〉の受難と再出発の物語。著者が「締めくくりの小説」と呼ぶ、魂の救いをめぐる長編3部作、遂に開始。* --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 368ページ
  • 出版社: 新潮社 (1997/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101126186
  • ISBN-13: 978-4101126180
  • 発売日: 1997/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 295,479位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 自分を救うのは自分, 2007/10/13
レビュー対象商品: 燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫) (文庫)
大江健三郎が、神とか宗教に頼らずに「魂のこと」を扱った作品。
この小説を読んで私が考えたのは、過ちや後悔に執着せず前向きに生きるためには、しっかり、自分の頭で考えて心の整理をすることが重要ということ。
たしかに宗教によって救われる者も多いだろう。
しかし「神」は人々を思考停止させる装置になり得るし、宗教は活動面に針が振れてしまうと目的を見失う恐れがあるので、人々が宗教で本当に救われているのか疑問だ。
やはり、一つひとつ自分の頭で考えて解決していかないと救いはないと私は考える。
その教科書はないが、この小説で引用されている多くの言葉はその助けになる。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 本当は星4つ。でも…, 2010/7/3
By 
ネモ (日本) - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫) (文庫)
読後10年以上経っている。
本書以前に、著者の小説を読んだのは、それからさらに20年ほど前。10冊ぐらいを、ほとんど高校時代に読んだのだが、20年経っての感想は、読みやすくなったということ。著者の初期の作品は、かなり大変だった。高校生だったこともあったのだろうが、文章も違っていると思う。
内容については、色々と考えさせられるところもあり、面白いところもありで、比較的満足した。高校時代に好きだった作品と比べても、同じほど、好意を持てた。
ただ一点、気になることがある。本書に登場するジャーナリスト、1980年代のことを知る人にとって簡単にモデルが想像できる。当時、著者を厳しく批判した人だ。どちらが正しいとか、言うつもりはない。しかし、こういった形で書くのはフェアではない。小説を意趣返しの道具として使っているようにしか思えない。
それが、星を一つ減らした理由。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 サッチャンはギー兄さんのヨハネ?, 2007/12/23
レビュー対象商品: 燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫) (文庫)
ひとり夜空を見上げる際、私は不幸であったと思うことがある。私に存在自体が意味づけられず、昔呟いた早く死にたいという言葉が蘇る。私は良い生き方をしてこなかったし、それは定められた運命だと思っている。自らの存在を疑わない人間は一生幸福のまま死んでいくものだと思っていた。洗礼者ヨハネはキリストの道を準備するため荒野に現れた。キリストは神を信じれば永遠の命が得られると説いた。この無意味だった私の転換が救い主であるギー兄さんを支えるためだとしたら私の人生はどのような意味を持つこととなるのだろうか。それは私にはわからないが、転換は生き方の根幹として意味づけられたこととなった。
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