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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分を救うのは自分,
By horikita008 "side-B" (東京都渋谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫) (文庫)
大江健三郎が、神とか宗教に頼らずに「魂のこと」を扱った作品。この小説を読んで私が考えたのは、過ちや後悔に執着せず前向きに生きるためには、しっかり、自分の頭で考えて心の整理をすることが重要ということ。 たしかに宗教によって救われる者も多いだろう。 しかし「神」は人々を思考停止させる装置になり得るし、宗教は活動面に針が振れてしまうと目的を見失う恐れがあるので、人々が宗教で本当に救われているのか疑問だ。 やはり、一つひとつ自分の頭で考えて解決していかないと救いはないと私は考える。 その教科書はないが、この小説で引用されている多くの言葉はその助けになる。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
本当は星4つ。でも…,
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レビュー対象商品: 燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫) (文庫)
読後10年以上経っている。本書以前に、著者の小説を読んだのは、それからさらに20年ほど前。10冊ぐらいを、ほとんど高校時代に読んだのだが、20年経っての感想は、読みやすくなったということ。著者の初期の作品は、かなり大変だった。高校生だったこともあったのだろうが、文章も違っていると思う。 内容については、色々と考えさせられるところもあり、面白いところもありで、比較的満足した。高校時代に好きだった作品と比べても、同じほど、好意を持てた。 ただ一点、気になることがある。本書に登場するジャーナリスト、1980年代のことを知る人にとって簡単にモデルが想像できる。当時、著者を厳しく批判した人だ。どちらが正しいとか、言うつもりはない。しかし、こういった形で書くのはフェアではない。小説を意趣返しの道具として使っているようにしか思えない。 それが、星を一つ減らした理由。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
サッチャンはギー兄さんのヨハネ?,
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レビュー対象商品: 燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫) (文庫)
ひとり夜空を見上げる際、私は不幸であったと思うことがある。私に存在自体が意味づけられず、昔呟いた早く死にたいという言葉が蘇る。私は良い生き方をしてこなかったし、それは定められた運命だと思っている。自らの存在を疑わない人間は一生幸福のまま死んでいくものだと思っていた。洗礼者ヨハネはキリストの道を準備するため荒野に現れた。キリストは神を信じれば永遠の命が得られると説いた。この無意味だった私の転換が救い主であるギー兄さんを支えるためだとしたら私の人生はどのような意味を持つこととなるのだろうか。それは私にはわからないが、転換は生き方の根幹として意味づけられたこととなった。
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