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熱帯感傷紀行―アジア・センチメンタル・ロード (角川文庫)
 
 

熱帯感傷紀行―アジア・センチメンタル・ロード (角川文庫) [文庫]

中山 可穂
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

緑がしたたる、抒情がしみる――

タイからマレーシア、インドネシア、シンガポールへ――。山本周五郎賞作家がつづる、楽しくせつない、たったひとりの失恋貧乏旅行記

内容(「BOOK」データベースより)

失恋、スランプ、貧乏と三重苦のわたしを待ち受けていたアジアの熱気と混沌。タイ人(男性)にしつこくナンパされ、かき氷の誘惑に耐え切れずお腹を壊し、スマトラの暴走バスに命からがら…。それでも貧乏旅行はやめられない!山本周五郎賞作家が綴る楽しくてちょっとほろ苦い失恋旅行記。

登録情報

  • 文庫: 221ページ
  • 出版社: 角川書店 (2002/09)
  • ISBN-10: 4043661010
  • ISBN-13: 978-4043661015
  • 発売日: 2002/09
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 499,422位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 香桑 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
中山さんの足取りは、タイのバンコクに入り、マレーシア、インドネシア、シンガポールからタイに戻る。96年の旅行記になるため現在とは事情が違うであろうが、自分自身の旅行の古い記憶を掘り起こしながら読んだ。
息が止まりそうな暑さと臭い、喧騒。具体的な地名や鮮明な情景は忘れても、雰囲気を思い出しながら読むことはできたし、むしろ、一人旅のなんともいえぬ孤独感に心を重ね合わせながら読んだ。著者の小説の登場人物たちが抱えるアジアの情景の根源を垣間見た気がする。
それでいて、著者のユーモアの精神も存分に感じられるのが本書の魅力だ。しぶとさやたくましさを持った、素敵な大人の女性であることが感じられて嬉しい。
最近、ますますひ弱に、非力になっているからなぁ。こういう旅行に出るには、勇気が足りない。でも、旅に出かけたくなる本だ。

30代の女性が失恋したら、旅に出よう。
その前に、その恋を失ったときには、どこへと知れぬ旅に出て、誰にも知られずに身も世もなく泣けるほどの、そんな恋愛と出会えたら。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ruby
形式:文庫
熱帯感傷紀行、後書きに大笑い。

私が以前この本を読んで不満に思っていた点をすぱーっと自分で言い捨てていて。。。言い捨てながらもくどくどといいわけするあたりがめちゃくちゃ中山可穂らしいというか。。おもしろい!

読み上げて恋人と笑った。

私は貧乏旅行ってしたことがない。

高校生のころ一年間の留学とやらをしたときにも、親がしこたま金を送ってくれた。

ロンドンで一日遊んで三百ポンド(当時のレートは恐ろしかった。。)なんて豪遊をしたり、今思うと背筋が寒くなる。

ああ、あのころのお金をとっておけば。。などと。

だから逆にこういう貧乏旅行の話を読むと、

「人間一生に一度くらいひとりで貧乏旅行しないと立派(謎)にはなれない」

なんてバカバカしいことを思ったりして。

中山可穂のなんだかたくましいようなたよりないような筆致で描かれるこの一人旅も、悲惨というより、「なんだかおもしろそう」とばかり。彼女の書いた「天使の骨」はまさにこの旅行で身籠ったに違いないというタイトル通りの感傷に彩られていてファンとしては「にやり」とする内容。
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