楽園ベイベーが真夏の陽射し,花火が夏の夜の趣を表しているとすれば,
熱帯夜は何を表しているだろうか.
DJ.フミ〜の織り成すシンプルかつちょいエロなサウンド,比較的音が少なめのそのあっさりスープに4種類のスパイスが加わることで,5人が一つに交わりRIP SLYMEという運命共同体を作り出す.見事.
この曲はイントロからいきなりサビへとつながり,愛らしいハイトーンヴォイス(PES)がトップバッターらしい刺激を与えてくれる.その刺激を冷やすかのように,落ち着いたバスブースト(SU)が2番手を飾る.落ち着いた瞬間,またサビで高揚した後は,ILMARIのハスキーな独特のリズムといつもより低めな声のRYO-Zがエロさを引き立たせ,大サビへと誘うはRIPの真骨頂である4人の掛け合い.
実はEPOCHの時には完成していたらしいこの曲,じめじめした夏の雰囲気だということで夏まで発表を待ったという(その割りにカップリングにクリスマス仕様の曲が入っているが・・・)そのこだわり,本当に歌が好きだということが伝わってくる.
歌いたいリリックをFUMIYAのスクラッチに乗せる,委ねる.
ライブで歌を歌う楽しそうなRIPは,そういうところから生まれるんだと感じる.
熱帯夜が何を表しているか.
実際に聞いて,感じ取ってみてほしい.