内容紹介
著者からこの本を読まれるかたへ
ジーパンとTシャツにスニーカーをはき、小さめのバックパックと肩にはカメラバッグ。ノートと筆記道具をしのばせ、長袖の上着も一枚用意しておこう。これにパスポートと往復の航空チケットがあれば、準備は万端だ。
6時間あまりの空の旅、降り立ったそこはもう熱帯だ。蒼く透き抜けるサンゴ礁の海、泥砂とマングローブの海、赤く変色する都市の海、人々が生活する海の姿がそこにある。さあ、熱帯アジアの海を歩こう。
私が熱帯アジアの海とかかわってきた。当初は、海を移動する舟、魚を獲る道具、海の幸である魚、そういったモノが関心の対象だった。
そして、さまざまな地域で暮らす人たちと触れ合うほどに、人々の息づかいや生活が、徐々に私の目の前に現れてくるようになる。それは、まさに新たな発見だった。今まで気づかなかった広く深い世界がそこにあるではないか。私がこの本を書こうと思いたったのは、この喜びと興奮を若い人たちに、いくらかでも伝えたいと思ったからだ。
とはいえ、この本を読んで何を感じるか、それはあなた次第だ。願わくば、この本がひとつのきっかけとなり、新たな旅立ちが訪れることがあれば幸いである。
内容(「BOOK」データベースより)
スラウェシ島、カリマンタン島、小スンダ列島…。インドネシアの島々を中心に、各地の漁具・漁法・歴史を訪ねる。見知らぬ人々との生活・ふれあい、自然を求め、熱帯アジアの海を歩いてみよう。