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熱力学の基礎
 
 

熱力学の基礎 [単行本]

清水 明
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

熱力学は、物理学の骨格をなす理論体系でありながら、量子
論や統計力学に比べて格段に難しい論理構造をもっている。本書はこの熱力学を
再構成し、簡潔で美しく普遍的な理論として提示する新しいタイプの入門書であ
る。初学者から専門家にまで役立つ。

内容(「BOOK」データベースより)

歴史的な発展を追って理論を組み立てていく類書と異なり、美しく再構成した理論を提示。相加変数を基本的な変数にとることにより、温度を基本的な変数にして議論をする類書とは異なり、相転移があっても破綻しない堅固な論理構成。単純系だけでなく複合系にも適用できる一般的な原理を提示。さまざまな熱力学関数を結びつけているルジャンドル変換を、1章を割いて詳しく解説。既習者の多くが苦手とする一次相転移もきちんと解説。

登録情報

  • 単行本: 408ページ
  • 出版社: 東京大学出版会 (2007/03)
  • ISBN-10: 4130626094
  • ISBN-13: 978-4130626095
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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34 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 公理的熱力学, 2007/5/3
By 
tito (兵庫県芦屋市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 熱力学の基礎 (単行本)
少数の公理から熱力学の大系を構築していく書です。同著者の本は、外に量子力学の本が有名ですが、そちらも同様の方式で書かれています。

公理的な体系は、その体系が適用できる範囲では完全に閉じて無駄のない議論が出来ますし、新しい問題に対しても、公理の合理的な修正というアプローチが出来るため、問題の所在を明にしやすいという点で有益だと思います。

しかしながら、それは一度は一通り学習をした者にとっては美しい体系として目の前に姿を現すのですが、全くの初学者にとって見れば、公理の功利性がよく見えないという事になりかねません。

従って、初学者は一度はFermiのような公理ではなく歴史的・伝統的なアプローチで学習をし、もやもやした印象を持ちながらも、通り一遍の知識を身につけてから2冊目に読むと良いと思います。その意味で、初学者への配慮という点で星を一つ減らしました。

しかし、今は公理的なアプローチの熱力学を学習したいのならば、日本は本当に恵まれていると言えると思います。この著者か田崎氏の熱力学が用意されていますから。少なくともキャレンの熱力学は、一定の意義はあったとは思いますが、清水・田崎両氏の教科書によって過去の本と言っても良くなっていると思います。
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31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 秀逸, 2007/4/1
レビュー対象商品: 熱力学の基礎 (単行本)
少数の要請から熱力学を構成してゆく形式。熱力学の構成法の流儀は異なるが、田崎晴明著の「熱力学 現代的な視点から」と似たタイプの本である。
1〜3章で言葉や記号の定義および熱力学の要請が厳密に述べられている。後の章で、これらの道具を用いて熱力学が構築されて行くのだが、そのことがわかっていない段階では、この部分は少々取っ付き難く、まだるっこしく感じるかもしれない。
しかし、ここを乗り越えて読み進めて行くうちに、熱力学に関する理解が非常に深まったと感じている。この本を読んで、少数の要請から熱力学の広大な世界が導かれることに改めて驚きを覚えた。
この本をじっくりと繰り返し読むことで、熱力学の完全な理解が得られると思う。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 著者のスタイルが伝わってくる本, 2010/12/12
By 
連戦連敗(新潟市) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 熱力学の基礎 (単行本)
 熱力学の本です。本質的な部分、鍵になる部分を丁寧に解説し説明してくれます。
なんて独特なのだろうとも感じます。僭越ながら著者は相当鋭い人なのだろうとも
思います。私はこの本を読んでいると、著者の講義を聞いているような、そして著
者の考え感じが伝わってくるような錯覚にとらわれます。口語体のような文章なの
で、だれが読んでも読みやすい本だと思います。
 即購入しても間違いないと思いますが、用心する人は第1章3の熱力学の様々な
流儀というところ読んで判断してください。さんざん熱力学の不明瞭さに四苦八苦
してきた人にとってこの部分だけでも読んでみると目から鱗となることは間違いな
いでしょう。統計力学の基礎も執筆中という。どんな内容の本になるかわからない
が、発売したら即購入してしまうだろう。
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