最初は五来先生の実際の旅の記録から始まる。「穂薄のうつくしい初秋の一日だった」という文章だけで、その日がどんな日だったか浮かんでくるようだ。それが途中から自然に、歴史的な事実の記載や先生の思索へと踏み込んでいく。他の方々のレビューにあるように、熊野について書かれた素晴らしい本だと思う。
お寺や神社に(神域や仏像や僧侶の皆さんにも)かなり興味がある私は、各地の神社仏閣を訪れてみた。しかしここ熊野だけは、なかなか決心が付かない。やはり体力的な問題が大きい。雑誌やテレビや本でいろいろと特集を見て、憧れだけは強くなっていくのだが…。