人はなぜ生まれてくるのでしょうか。何のために生きるのでしょうか。熊田さんはおっしゃいます。「生きるということは、ある一つの目的に向かって、一日一日を積み重ねていくことです。」「僕にとって、絵を描くということは、神様に与えられた道を歩き続けること。すなわち、生きることにほかなりません。お金云々は二の次の話。」
神様に与えられた道を歩き続けた熊田さんは、70歳の時にボローニャ国際絵本原画展に入選されました。植物や昆虫を慈しんだ熊田さんの絵には、生きとし生けるものへの愛が溢れています。
「人間も虫や花と同じ生き物としての仲間です。命の重さも同じです。」「人々がそのことに気づいてくれたら、もっと素敵な世の中になるのではないでしょうか。微力ながらそんな思いも抱きながら、私は絵を描いています。」
熊田さんは、自分のためではなく、まわりの生き物のための人生を歩まれました。―まわりの何かのために生きる―改めて考えてみたいと思います。