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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
照葉樹林文化論の新展開,
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レビュー対象商品: 照葉樹林文化とは何か―東アジアの森が生み出した文明 (中公新書) (新書)
すでに提唱されて久しく、多方面で影響を及ぼしている壮大な仮説体系である「照葉樹林文化論」。本書は現在の観点から、本論の展開を追う。また、佐々木高明氏と新進気鋭の学者との対談が白眉である。近年注目されている長江文明や、稲作伝来論、環境考古学とのすり合わせはスリリングなまでに興味深い。仔細な点においてはまだまだ検討の余地があろうが、その追究にはロマンと学術の理想的なバランスがある。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
南寧を訪問したことがあります。,
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レビュー対象商品: 照葉樹林文化とは何か―東アジアの森が生み出した文明 (中公新書) (新書)
本書の照葉樹林文化からは離れているかもしれませんが、中国南部の南寧を訪れたことがあります。 北京の漢民族と南寧の人たちとの距離よりも、 日本人と南寧の人たちの距離の方が、短いと感じました。 直感は学術的ではありませんが、学術の理解に直感は必要だと思われます。 南からの文化が、日本の文化の何割を占めるというような定量的な結論が出せるかどうかはわかりませんが、少なくない比率だという感触を持っています。 そういう感触を持って読むと、楽しく読むことが出来ます。 百聞は一見にしかずとか、現地、現物といいます。 本書を読まれた方は、どこか現地に行かれることをお勧めします。 観光、視察などの枠を気にすることなく、 現地をくまなくみるのがよいかもしれません。 私は南寧では、ある案件の会合を5日間したほかは、 民族博物館を訪問しました。
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5つ星のうち 4.0
人間文化の曖昧さと分類,
By Krokodil Gena (茨城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 照葉樹林文化とは何か―東アジアの森が生み出した文明 (中公新書) (新書)
様々な変化を見せる人間の営みを「分類する」ことは難しい。分類という行為のレベルを素粒子から人間社会にいたるまで同じレベルに設定すると、例外だらけの人間文化の分類などとうてい不可能なことになる。だから人間文化の分類なんかあきらめようよ、などといってもそれで誰もが納得するわけではない。分類したいという欲望は人間が持つ不可避な本能のだ。ただし例外を次々持ち出してくることはかえって事態を混乱させ、いたずらな細分化を招くことにもつながる。文化が持つ曖昧さに私たちは馴れなくてはならない。
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