5人の先生方のシンポジウムの記録を上山先生が整理して本にしたもの。対談形式なので読みやすいしわかりやすい。
第一章は「照葉樹林とは何か」ということで、世界の気候区分について。第二章は「照葉樹林帯の農耕文化」で、日本だけではなく世界の照葉樹林帯の農耕形式の発展段階、そしてそれぞれの食用植物・動物の利用実態について。第三章が「照葉樹林と縄文文化」ということで、日本の縄文時代と照葉樹林について語られている。第四章が「照葉樹林帯の固有信仰」。これはまた世界に目を広げてそれぞれの民族の「神」について短く語られている。
どの話も実際にその場を訪れて研究がなされた内容だけに、非常に興味深く読めた。
続編として「
照葉樹林文化 続―東アジア文化の源流 (2) (中公新書 438)」がある。