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煙滅 (フィクションの楽しみ)
 
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煙滅 (フィクションの楽しみ) [単行本]

ジョルジュ ペレック , Georges Perec , 塩塚 秀一郎
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,360 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“い”段がない!?失踪した男と失踪した“文字”をめぐる、前代未聞のミステリー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ペレック,ジョルジュ
1936年、パリに生まれる。1965年、『物の時代』(1965)で、ルノドー賞を受賞。1966年にレーモン・クノー率いる実験文学集団「ウリポ」に加わり、言語遊戯的作品の制作を行なう。主な著作に、メディシス賞を受賞した『人生使用法』(1978。邦訳、水声社、1992)などがある。1982年、パリに没した

塩塚 秀一郎
1970年、福岡県に生まれる。東京大学教養学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。パリ第三大学博士(文学)。現在、早稲田大学理工学術院准教授。専攻、フランス近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 372ページ
  • 出版社: 水声社 (2010/01)
  • ISBN-10: 4891767502
  • ISBN-13: 978-4891767501
  • 発売日: 2010/01
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 424,211位 (本のベストセラーを見る)
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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
お見事! 2010/1/7
形式:単行本
面白いかと聞かれると、正直微妙なんだけど、凄いかと聞かれれば、凄いですよ。よく訳したよなぁ。

原著はフランス語で最頻度の「E」を使わずに書かれている。では、日本語版はどうしているかというと、い段、つまり「い・き・し・ち・に・ひ・み・ゐ・り」が一切使われていない。また、字が消滅したという本質を残すため、原著とは章立てや数字、引用文、登場人物の名前など、改変は多岐にわたる。ここまで来ると、別物とは言わないまでも、翻訳ではなく翻訳者の言語遊戯。まぁ、お見事。
そんなわけで、苦労がにじみ出ている訳者の解説が一番面白い(笑)。解説を読んでから、あちこちに仕掛けられた「遊び」を解くのも楽しい。
ただ、日本語はひらがな、カタカナ、漢字があり、特に漢字は音は間違ってても、形に意味を持たせられるから、多少有利な気がするけど、どうなんでしょ?
肝心(?)のストーリーはメタフィクションなんだけど、どうしても「文字抜き」の話題に目がいく上に、かなりなんだそりゃなだったものの、解説によると、ホロコーストを暗示しているらしく、次々と登場人物が消えていく展開と、語るべく言葉も奪われるという構成に納得。
装丁も凝ってるし、奇書としてもオススメ。

次に読む本に「い段」が入ってる時になって困るという弊害が(笑)
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