正直に言うと、私には芸術の事はよく分かりません。
草間氏の作品もまのあたりに見た事はないのですが、そんな私でもこの本はお勧めです。
とにかく驚くのが、草間氏の芸術へのエネルギー。絵を母親に反対されても、食うに困っても、警察沙汰になってもたじろがず、己の道を突き進む勇気。
彼女の生き方は一見ムチャクチャではありますが、今や世界から認められる芸術家となった事実が、彼女の確信は間違っていなかった証明になるのではないでしょうか。
私には彼女の思想は分かりません。が、思想だの道徳だのといった器の小さい事を蹴り飛ばしてしまうようなエネルギーが、彼女の生き様にはあふれています。
普段美術や芸術に興味の無い人にも「一時代を築いた女性の物語」として読んでもらいたいです。