「ロバートさんは――無敵です」 自らの立てた戦術を理解し、完璧に体現するロバートの姿を見て、メカニックの少女サクヤはつぶやく。 宇宙時代の決闘競技Battle of Triple Ring。特殊な力場を武器に戦うこのプロスポーツは、その刺激と危険性ゆえに、高い報酬が約束される人気競技でもあった。 ロバートに密かに憧れるサクヤだが、当のロバートはどこかとらえどころがなく、二人の距離はなかなか縮まらない。そんな中、ロバートのトップリーグへの昇格を懸けた重要な一戦が近づいて……!? 第1回GA文庫大賞・奨励賞受賞作!
内容(「BOOK」データベースより)
「ロバートさんは―無敵です」自らの立てた戦術を理解し、完璧に体現するロバートの姿を見て、メカニックの少女サクヤはつぶやく。宇宙時代の決闘競技Battle of Triple Ring。特殊な力場を武器に戦うこのプロスポーツは、その刺激と危険性ゆえに、高い報酬が約束される人気競技でもあった。自らのスタイルを貫いて戦い抜くロバートに、密かに憧れるサクヤだが、当のロバートはどこかとらえどころがなく、二人の距離はなかなか縮まらない。そんな中、ロバートのトップリーグへの昇格を懸けた重要な一戦が近づいて…!?第1回GA文庫大賞・奨励賞受賞作。
この作品の面白さをどう書いたらいいか悩むところなのですが・・・。物語内の人気スポーツ、Battle of Triple Ringでの、「試合に持ち込める装備は3種類まで」「それぞれの装備は長所と短所をあわせもつ」といった設定を活かした戦闘シーンの描写、交互に描かれながらやがて一本に結ばれていく現在と過去の世界などといった物語の仕込みの部分と、一見よくありがちに見えながらも「それだけじゃない」キャラクターたちによる物語の展開は、読者をぐいぐいっと本書に引き込んでいきます。お魚的「真の主人公」であるメカニックのサクヤも、ベタと見せておいて・・・という展開がたまりません。読めば読むほど、前に気づかなかった仕込みに気づく、そんな形の良作だと思います。