この本を読んで、「ダチョウの平和」という言葉を思い出しました。
ダチョウは敵から追われると砂に頭をつっこんで迫り来る危険を見ないようにするのだそうです。しばらくの間は平和ですが、現実には敵が迫っており、最期には食べられてしまいます。
無防備地域宣言の根拠になっているのは、ジュネーブ条約ですが、世界にはジュネーブ条約に加盟していない国もありますし、加盟していても批准していない国もあります。他の方も書かれていますが、ドレスデンのように無防備地区宣言が何の効力も発揮しなかった例もあります。また、守るべき国や民をもたない非国家組織(国際テロ組織)に、ジュネーブ条約を守る義務はあるのでしょうか?
そういった事実を見なかったことにして、ジュネーブ条約を都合のいいように捻じ曲げた夢物語を展開する著者は、砂に頭をつっこんだダチョウのようです。
あきもと先生が平和を創ったり、武器を持たなければ攻撃されないと信じるのは自由ですが、現状とかけ離れたいい加減な知識を広めるのはやめて欲しいと思います。
そういえば、スイス政府「民間防衛」によると、敵国の工作員は平和運動といった形で国民の防衛意欲を崩壊させ、抵抗意志を挫こうとするそうですが・・・。
あきもと先生には、憲法9条だけではなく、刑法第八十二条 (外患援助 )にも目を通していただきたいですね。