登録情報
|
下巻では主人公は地獄へ突き落とされる「玉城」、さらにおちて行く様がすごい。一方で罠にはまっていき、封印していた過去がばれてしまうこの本全体の悪の主人公「桐生」。壮絶にして小気味いいテンポでどんどん自分も地獄へとひきずりこまれていくのがなんだかわかっていく、しかもそれは快感かも。怒濤のラストに書かれた背負った過去を拒否することへの葛藤は強烈。騙しの手口の導入部はあまりに専門的で少々中だるんでしまうが、地獄への旅へは必要な知識かもしれません。
文章中に書かれる絶叫の言葉(言葉にはなっていないのだが)は呪詛ともいえるおぞましさがある。あとは人の表情の豊かな表現力、それは新堂ワールドには不可欠だ。とにかくはまる、ともかくはめる、それが「無間地獄」の味である。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|