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無菌室ふたりぽっち
 
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無菌室ふたりぽっち [単行本]

今田 俊
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

白血病を発症した朝日新聞の経済記者。偶然、同時期にアエラ編集部のカメラマンも白血病に。同じ会社の同じフロアにいたこともあったが、知らない同士だった二人。入院を機に、互いを知り、互いを励みに病と闘う。だが運命の神様が二人の明暗を分ける。志半ばで逝った若いカメラマンの分までと、職場に戻った記者が1年後に再発。骨髄移植をすることになり、ドナーは没交渉だった弟に。さまざまな「二人」が交錯する感動の闘病記。

内容(「BOOK」データベースより)

記者とカメラマン。同じ会社の見知らぬ同士が、同時期に同じ病を得る。白血病。互いの存在を励みに闘う二人。だが、若いカメラマンは逝ってしまう。残された記者も1年後、再発。骨髄移植のドナーは、没交渉だった弟。そして…。さまざまな「二人」の心揺さぶる闘病記。

登録情報

  • 単行本: 208ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2010/10/20)
  • ISBN-10: 4022507764
  • ISBN-13: 978-4022507761
  • 発売日: 2010/10/20
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 121,039位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
体験者として 2010/11/13
By aki
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私も著者とほぼ同時期に同じ急性骨髄性白血病になり、ほぼ同じ様な経過(発病→寛解→退院→再発→移植→退院)を辿って現在に至ります。
読後、まず感じたのは「「最初の発病時にこういう本があれば・・・」でした。
発病当初私もはインターネット等を使って様々な情報収集をしていましたが、なかなか客観的かつ系統立てて語られる闘病記には出会いませんでしたから。
この本は現在病気と闘っている御本人や御家族にとって必要としている情報にあふれていると思います。
更に健康な方々にも「健康である事の意味」を感じていただける内容ではないかと思います。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By naichi トップ500レビュアー
白血病を発症した朝日新聞記者による闘病記。しかし、ただの闘病記では片づけることのできない、さまざまな数奇な運命がそこに折り重なり合う。同時期に白血病を発病した、面識のない同僚カメラマン・エンドー君、エンドー君と奥さん、著者と奥さん、著者と弟さん。大病を患うことによる二人称の孤独な世界が、克明に描写されている。

本書を読むのは非常に辛い。治療の辛さや著者の悲鳴が、リアルに伝わってくる。また、人様の人生を、”読み物”という形で冷静に消費している自分自身にも嫌気がさしてくる。それでも、最後まで読み切れてしまうのは、それ以上に冷静な著者の筆力と、抗えない運命に「僕は僕の意思で生きているんだ」と立ち向かう、著者の意思の強さによるものだ。

読んでいる最中、何度も自分が同じ病気になったらということを考えてしまった。平穏無事な毎日が、ある日突然30%という確率論の世界に陥ることの理不尽さ。頑張っても報われないかもしれない非日常な日常。それ以上に大変な周囲の人々・・・

今日ぐらいは、妻に優しくできそうだ。ありふれた日常こそ素晴らしい。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By やう
運命というものについて、考えたことなどなかった。
病名を聞けばその原因を知ろうとしたし、
誰でもなる病気など知識としては知っていても、ほとんど“信じて”はいなかった。
本当は誰もがなる病気なんてないと思っていたのだ。

しかしそれは、この本を読むまでは、ということになる。

ごく普通の30代後半の男性が白血病に冒されたこのことは事実であり、
それも生活習慣が理由というわけではない。

著者は私のすばらしき飲み仲間である。
そんな彼が、私と出会う少し前に病室のベッドで壮絶な闘いをしていたこと。
痛みに耐えて毎日トイレに立ったこと、カプセルホテルに飛び込んで人知れず泣いたこと、
いやいや思い出しながら闘病記を書き綴ったことなどが赤裸々に書いてあった。

病気は怖い。本当に怖い。
分かりながら受けるいたみなんて拷問とどう違うんだろう。

つらくって何度も途中でやめたいと思いながらなんとか泣く泣く読みほした。
ほんとに読んでよかったと今は思っている。
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