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5つ星のうち 4.0
リアルでありながら独特の味を持つ傑作。, 2006/5/8
レビュー対象商品: 無能の人 [DVD] (DVD)
つげ義春関連の映画はすべて良かったですが、中でも一本と言われればこれを推薦したいです。理由はいくつかあります。
他の作品は比較的、つげ義春の世界を忠実に表現しようとしていますが、「無能の人」は、つげ義春の世界に竹中直人の世界がミックスされ、何とも言えない味が出ているからです。奥さん役の風吹ジュンさんもとても良かったです。2人とも無理に漫画の人物に似せようとしないで、普段通りの風貌で出演しているのもいいです。
それでいながら、つげ義春が実際に暮らし漫画のモチーフにもなっている調布市が舞台になっている点が面白いです。主人公が住んでいる多摩川住宅も、つげ家族が本当に住んでいた団地。
親子3人が手をつないで帰る印象的なラストシーン。じつはこの道もつげさんが河原から多摩川住宅に帰る時に実際に歩いていた道なのです。
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5つ星のうち 5.0
この宇宙で三人だけ..., 2006/1/29
レビュー対象商品: 無能の人 [DVD] (DVD)
処女作が作者の本質を一番表している場合が多いと言います。
竹中直人が監督デビュー作に、つげ義春の「無能の人」を選んだのは
彼らしくて、その後の監督としての活躍を期待できるのに充分な作品でした。
主人公の社会に適応できない世捨て人の様な無為な日々。
こんな駄目な自分でも愛してくれる家族の為に、(そんなさえない夫を支えるカミサンと子供役の風吹ジュンと子役が好い!)
稼がなきゃならない、どん底から抜けださなきゃならないという、
あせりと苦悩を表した「鳥男」のエピソードや、川渡しのエピソードのようなシリアスな場面よりも全体の印象に残るのは、
どん底な状況だからこそ出会う、笑うしかないようなマヌケな出来事と強烈なキャラクターの人々、
(マルセ太郎、山川軽石役の神戸浩、ちなみに鳥男役は神代辰巳!)
そんな世俗的には、どうしようも無いような人達への愛が溢れている作品だと思います。
それは貧乏という不運な状況でもシリアスに成りきれないのではないか?という、竹中自身のキャラともかぶってそうで微笑ましくなります。
特に三人で家路につくラストシーンは「この宇宙で三人だけ...」
といえるような孤独感と幸福感が溢れ、ゴンチチの音楽と
あいまって計らずも泣いてしまいます。
僕的には最低の気持ちから抜け出せない時によく見ています。
不思議とポジティヴな気持ちになれますよ。
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5つ星のうち 4.0
竹中直人第1回監督作品, 2010/6/28
レビュー対象商品: 無能の人 [DVD] (DVD)
マキセ太郎の怪演ぶりがよい。この映画を見た後につげ義春をしりました。石、石、石。競馬の購入。道を駆け抜ける。そしてまた石。石協会?何なんだこの映画は?という感じでしたが、最後はホンワカしました。なんだかよくわからないと思いますが、現実感がありながら、不思議が世界でした。