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無痛
 
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無痛 [単行本]

久坂部 羊
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (35件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

見るだけですぐに症状がわかる二人の天才医師、「痛み」の感覚をまったく持たない男、別れた妻を執拗に追い回すストーカー、殺人容疑のまま施設を脱走した十四歳少女、そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条―。神戸市内の閑静な住宅地で、これ以上ありえないほど凄惨な一家四人残虐殺害事件が起こった。凶器のハンマー他、Sサイズの帽子、LLサイズの靴痕跡など多くの遺留品があるにもかかわらず、捜査本部は具体的な犯人像を絞り込むことができなかった。そして八カ月後、精神障害児童施設に収容されている十四歳の少女が、あの事件の犯人は自分だと告白した、が…。

内容(「MARC」データベースより)

一目で症状がわかる2人の天才医師、「痛み」の感覚を持たない男、別れた妻を追い回すストーカー、殺人容疑のまま施設を脱走した14歳の少女、そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条。罪なき罰と、罰なき罪。悪いのは誰だ?

登録情報

  • 単行本: 508ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2006/04)
  • ISBN-10: 4344011589
  • ISBN-13: 978-4344011588
  • 発売日: 2006/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (35件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 343,260位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書は、『廃用身』、『破裂』に次ぐ、久坂部羊(くさかべよう)の3作目の長編小説である。前の2作がともにテーマ性のある小説だったのと同様、今回のメインのテーマは刑法第39条の「心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を軽減する」という規定である。

神戸の閑静な住宅街で一家4人が殺害される。犯罪現場は凄惨で、その手口には、人間的な躊躇はいっさい見られず、犯人には人格障害の疑いが濃厚だった。そこで本書は、上記の刑法第39条の理不尽さを問うミステリーとして開幕する。

また、本書は、登場人物も実に多彩である。人間を外側から見て、医学的徴候の診断だけでその人の健康状態や病気の進行状態を読み取ることのできる、主人公格の為頼英介をはじめとして、サナトリウムで働く臨床心理士、高島菜見子。彼女は自分の看護する14才の少女が一家4人惨殺事件の犯人だと自称していると為頼に相談する。彼女をストーキングする別れた前夫。事件を執念で捜査する早瀬刑事。為頼とおなじく、医学的徴候の解読の天才でありながら、その才能をエリート患者のための一大医療センターの形成に注ぐ白神陽児。そして、何よりもインパクトがあるのが、白神のもとで手術の器材係として働く「先天性無痛症」のイバラである。

本書は、彼らが、現代医療現場の問題点をからめながらも、刑法39条に関係し、実に複雑な、読み応えのある人間ドラマを演ずる力作である。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
久坂部先生の作品は、「廃用身」、「破裂」に続いて3作目です。
「廃用身」はテーマが重すぎたけど、それなりに考えさせられた。「破裂」は著者の言いたいことも伝わってくる上に、ストーリー性もあってバランスが取れていておもしろかった。

しかし、この「無痛」は、描写がグロテスクだが、中身がない。
それなりに先を知りたい、という気持ちにはさせてくれるが、それだけ、という感じ。

前2作がそれなりによかっただけに残念!
それでも続編が出たら読んでしまうでしょうが・・・。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
住宅地での一家四人殺害事件が起きた。その犯人を追及するのに障害となるのが、「心神喪失者の行為は、罰しない。心身耗弱者の行為は、その刑を軽減する。」という刑法39条である。刑事の早瀬のこの刑法39条にかかわる葛藤はわからないではない。

本書で取り上げられているテーマは、刑法39条の問題、自己中心的人間とゆがんだ愛、病院改革や医療保険制度、人間と痛みなど幅広い。刑法39条の問題について広げていくのかなと思ったら、そうではない。結局はごった煮みたいになんでも詰め込んだ感じですよね。

痛みとは、自分の痛みだけでなく相手の痛みをも感じ取れるものなんだろう。痛みとは自分が人間であるという証拠にもなるんだろう。イバラにはそれがない。それは、病気なのか。イバラを野に放ってはいけないなあと思う。

本書は630ページぐらいある長編ですが、こんなに費やす必要があるのかなという思いはある。正直な長いなあという印象がある。クライマックスは、余りにもあっけらかんとしているような気がする。

佐田の性の描写が若干直接的なのが、多少気持ち悪いなという印象がある。
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最近のカスタマーレビュー
続きを書いて欲しい。
無痛。本作家は結構とんがった官僚、神のように振舞う医者をすえた本が多いのだがこれはちょっと違った。続きがまだまだありそうに思う。書いて欲しい。筆者は現役の医者のよ... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: パパゲーノ
無痛??
人の外見を精緻に観察することで、病気を見抜く医師。
超能力でもなんでもなくて、観察力が人並み以上という理由。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: chof
他人の痛みと自分の痛み
小学生の頃、「信号は青になったら渡りましょう」
なんて教わったが、どう見てもあれは「緑」だと... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: プランナー
医学サスペンスと社会派犯罪小説の融合
医学サスペンスに分類されるのだろうが内容はなかなか盛りだくさんだ.
無痛症,犯因証,発達障害といった医学的な要素に加え,... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: ラテンマン
今後が楽しみな作家だが、本作は良くもなく悪くもなくレベル。
久坂部羊の書き下ろし作品です。テーマは刑法39条、心神喪失状態での責任能力の是非についてです。これまでにも多くのミステリーがこのテーマに取り組んできたと思いますが... 続きを読む
投稿日: 2009/12/7 投稿者: kaz
どうも締めくくりが?
他の方もレビューされているが、やはり最後の締めくくりに違和感を覚える。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/27 投稿者: Maggot
リアルすぎ!
現在進行形で進んでいくドラマなので、臨場感びんびんです。
題名の示す「痛みを感じられない人」が核となってディテールが広がっていく感じ。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/26 投稿者: 101
すご本。でも、勧められない。
うーん、本当に、以前読んだ廃用身といいこれといい、久坂部氏の話は医者であるからという理由以上に、迫力がある。

しかし・・... 続きを読む
投稿日: 2009/4/17 投稿者: pampino
診断しましょう
医師がみただけで予後が分かるというのは半分本当.
そういう意味で久坂部 羊さんはわりと優秀な臨床医だと思います.... 続きを読む
投稿日: 2009/4/6 投稿者: ksugihara
布石を見逃すな
刑法第39条「心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を軽減する」をテーマとした物語。... 続きを読む
投稿日: 2009/2/27 投稿者: ハルキチ
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