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無理
 
 

無理 [単行本]

奥田 英朗
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (59件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

人口12万人の寂れた地方都市・ゆめの。この地で鬱屈を抱えながら生きる5人の人間が陥った思いがけない事態を描く渾身の群像劇。

内容(「BOOK」データベースより)

合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。山本順一―もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。

登録情報

  • 単行本: 544ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/9/29)
  • ISBN-10: 4163285806
  • ISBN-13: 978-4163285801
  • 発売日: 2009/9/29
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (59件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 120,669位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くわもちじんぺい トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 ああーっああーっとなすすべもなく読み進める感じです。県庁所在地以外の北陸・東北地方の地方都市を実によく描いてくれています。救いのない経済状況と精神荒廃の様相を。そうそう、そうなんですよ、と思いながら読みました。引きこもりの若者にしろ、詐欺商法で年寄りを食い物にするえせ企業にしろ、拝金主義の新興宗教にしろ、一つ一つが地方都市の典型的で象徴的な事象なのです。安易な不倫産業しかり、なぜかパチンコ屋だけ繁盛する光景しかり、どうしてくれるよ地方都市、という思いを100パーセント投影してくれました。
 どうなる、どうなる、と思って読み進めて止まりません。でも、どうなるわけもないじゃないのさ。解決策なんて、あるわけ無いじゃないですか。結末はあるものの、なんだか全く何も解決されない諸問題が、この現実にそのまま投げ出されたような感じです。鮮やかな結末とは行きませんが、解決なんて「無理」なんです。ぐいぐい読ませるリーダビリティーがすばらしい。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By スイート・サイエンス トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
東北の地方都市「ゆめの市」は、地場の産業が衰退した活力の無い街で、本書はその街の5人の住人をメインキャラクターにして、地方都市の惨状を描いている。

生活保護の審査をしている公務員、この町を出て東京の大学に行くことを夢見る女子高生、詐欺商法で金を稼ぐ元暴走族、スーパーで万引き犯の補導員をパートでしている中年女性、そして2世の市議会医院。各々の境遇は様々だが共通点は現在の自分の誰も自分の現状に満足していないことだ。例えば、公務員の男は働く気がなく生活保護の不正受給を受けようとする市民にうんざりしているし、本人も元妻の浮気が原因で離婚しており、プライベートもお寒い状況。他の4人も状況は様々ながら、仕事面も家庭面も破綻に瀕した状況にある。この5人は自分の与えられた持ち場で努力して状況を好転させようと試みるが、それが更に悲劇を呼ぶことになる。

著者はこの5人を通じて日本の地方都市の現状を描こうとしたのだろうか。これが実情だとすれば余りに暗すぎる。産業が衰退して貧しいこともあるが、そこに住む人々が生きる目的を失い、無気力になっている点が怖いのだ。物語の展開はスピーディでそれぞれのエピソードも面白くてぐいぐい引き込まれるのだが、読み終えた後には何とも言えない無力感と脱力感が残る作品であった。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
舞台は架空の地方都市「ゆめの」。そこに暮らす5人の男女が、現代社会の歪みから抜け出せずに、止め処もなく暗転していく物語です。解決の糸口は見えません。正義も良心も見えません。もちろん、正義の味方もいません。(もし、あるとしたら読者の良心かな?)生活保護の不正受給、悪徳商法、新興宗教、古い利権がらみの地方政治など、格差社会の元で生まれた様々な事件が、いっぺんにこの地方都市で起きてしまいました。フィックションなのですが、一種の現代社会ドキュメンタリーです。ただ、なぜか、結末だけは、フィックションぽいのですが・・・
 また、冒頭、「生活保護費という税金のおよそ半分は、弱者を主張する働きたくない者たちに支給されている。」と、相原に断定させておきながら、もっと深いところに問題の本質があることを、物語を通して読者に示唆しています。同様に、冒頭の様々な社会問題には、発生する原因があって、現代社会には、その解決策がないから、この物語の登場人物たちのように人生が、さらに暗転していくのでしょう。
 是是非で語れない現代の社会の歪みを抱えながら、物語はどんな結末に向かうのでしょう?一気に読まませてくれる作品です。
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光の当たらない現実の数々
実際に起きているであろうことは、なかなか表舞台には出てこない。
地方社会がかかえている暗い闇に光を当てるということだろうか。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: しが ひで
読ませる力が強すぎる
本作は奥田英朗氏による群像劇。
地方都市「ゆめの」を舞台とし、現代に生きる5人をそれぞれの視点で描く。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: Z?
全てが中途半端で最後に無理やり清算
なんか同じようなパターンの小説をいくつも書くなぁと言う感じです。
どのエピソードも中途半端なままで、最後に無理やり決着と言う感じ。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: どろろん
どうしちゃったんでしょう?
ネタバレ的なことを書きたくないのですが、肩透かし感は否めないでしょうね。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: ginaz_fc
大風呂敷
出口の無いこの社会で、彼らに未来はひらけるのか?人口12万人の寂れた地方都市「ゆめの」で鬱屈を抱えながら生きる5人の人間が陥った思いがけない自体を描く群像劇。続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: スイスロール
面白いのだけど
うん。面白いのは面白いです。
地方都市の閉塞感を非常によく描けていますし、著者十八番の心理描写も秀逸。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: ふにふにふわふわ
オチなし
同じような社会派長編でも「最悪」はちゃんと
盛り上がりがあって、その後エピローグもあって、... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: アルマンディン
坂道を転げ落ちる様に。
『最悪』『邪魔』次いで本書という順で読破しました。

『崩壊3部作(勝手にそう呼んでます)』の中では最も楽しめました。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 朧小林
すらすら読める。だが、それだけ・・・?
奥田先生の作品はこれまでで、5作品ほど読破してその全てがよかったので、今回も期待していました。だが、ふたを開けてみると、うーん、ちょっとオチが弱い気がしないでもな... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 一ライト層
えっ
ラストまで読んで「えっこれで終わり!?」 と呆然としてしまいました。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 太郎
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