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無為の共同体―哲学を問い直す分有の思考
 
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無為の共同体―哲学を問い直す分有の思考 [単行本]

ジャン=リュック ナンシー , 西谷 修 , 安原 伸一朗
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

本書は、ハイデガーが開き、開くと同時に〈近代〉の陥穽に陥ってしまった〈共同性〉の問題について、「共同体の体験をもっとも遠くまで辿った」とみなされているバタイユの試みとそのテクストの解読をとおして、まったく新しい思考の局面を開いたナンシーの主著の翻訳である。この新しい思考はブランショを刺激し『明かしえぬ共同体』となって結実したことは有名である。〈壁〉の崩壊以後、「グローバリゼーション」がナショナリズムを再燃させ、〈国民共同体〉の強化を図ろうとする動向が強まる今日、20世紀世界の経験を踏まえた根源的な思考とアクチュアリティに富んだ本書の〈共同体〉の問いは、現代を思考するために避けて通ることは出来ない。現代哲学の革新としてのみならず、近年盛んに論じられている「国民国家論」の先にある問題としても、新鮮な展望を得ることが出来る。

内容(「BOOK」データベースより)

共同性を編みあげるのは何か?神話か、歴史か、あるいは文学なのか?あらゆる歴史=物語論を超えて、世界のあり方を根源的に問う、いま最もアクチュアルな存在の複数性の論理。

登録情報

  • 単行本: 291ページ
  • 出版社: 以文社 (2001/6/15)
  • ISBN-10: 4753102157
  • ISBN-13: 978-4753102150
  • 発売日: 2001/6/15
  • 商品の寸法: 21.2 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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36 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
我々は、「共同体」という言葉に、
何かを共有していたり、一緒に何かを作り出すもの
といったイメージ持っていると思います。

しかしナンシーはそのような「共同体」には
殆ど価値が無いと言います。
それは「共同体」といったものが
主体の「営為」によって作り出されたものだからです。

それに対して、ナンシーの言う共同体は
主体の無い「無為」の状態によって
「経験」され「分有」されるものです。

この著書では、バタイユの内的体験を手掛かりに
議論が進められていきます。
そして、バタイユの経験が一見個別的なものに見えても
その自らの有限性によって
共同体の経験をしていることを明らかにします。

意識的、無意識的、あるいは歴史的に引かれた線から内側が
「共同体」だと思っているのが
現在の我々のあり方だと思いますが、
そのような「共同体」を抜け出て、
共同体へ進む可能性を示唆しているように感じました。

難解な書物ですが、
西谷修氏の解説が大変分かりやすく理解を助けてくれますので
そこから読むのも一つの手かもしれません。
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