アフガニスタン、アフリカの架空独裁国で騙されながらも大暴れした傭兵軍団。今回は、中米のリゾートホテルのような場所で、バカンスを兼ねた麻薬組織の警護という甘い仕事の最中に、対立組織に急襲され、命からがら脱出するが、正体を見破られ逮捕されてしまう。
大使館から身元引き受けに来たMI6の役人は、断れない条件として「ソマリア沖の海賊退治」を受けることのみが釈放の唯一の方法であると言い放つ。
皆様もおわかりのとおり、ここでまた騙されるわけです。組織の真意が海賊退治にあるのではなく(ネタバレ自粛)いつもの「怪しい美女」「仲間の絆」「現代兵器のウンチク」「裏切り」「必ず殉職する1名」「壮絶な銃撃戦」「圧倒的に不利な状況と大逆転」「ハッピーエンド(今回は特上!)」となるのもお約束。
もちろん、歯に埋め込んだ発信機が主人公たちには20Km圏内でしか有効でないのに、組織側ははるかロンドンからでも追跡可能という矛盾もいくつかあるが、安心して楽しめる上等なエンタテインメント小説であり、第4作もぜひお付き合いしたくなる。