主人公の性格が受け付けませんでした。
「世界が危うくなった時、『人類を滅ぼす機能』が意思とは関係なく発動する魔王と出会い、魔王がその役目を嫌い死のうとしていることを知る。主人公は魔王に世界は平和だと信じ込ませる作戦を提案し、その役目を買って出る。」というのがこの物語の始まりです。そしてそのときの主人公の考えが「嫌なことならやらなくていい。周りが勝手にあてはめた役割なんかに従うな」といった感じですが、かっこいい台詞も、無職引きこもりで「自分への風当たりが強いのは全部戦争のせい」とか「じいちゃんの七光りで得た自由を失いたくない」とか考えていた主人公が言ったのでは、素直に関心できませんでした。その後もただ面倒臭がっているだけなのに好意を持たれたり、無職引きこもりの考え方を賛美するような流れは正直胸糞悪かったです。ギャグでやるならまだしも、割と真面目なシーンでこれなので余計に。
それと、肝心の魔王に世界は平和と思い込ませる役目は方法が思いつかず、「忙しいからまた今度」で誤魔化しながらずっと遊んでいる展開が続きます。遊ぶのは良いんですが、もっと工夫してほしかったです。
本当ならもっと評価を低くしたいところですが、終盤での因縁の対決で、主人公がやっとやる気を出してからは癪ですがそれなりに見応えはあったので、多少は甘く採点します。