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無料ビジネスの時代: 消費不況に立ち向かう価格戦略 (ちくま新書)
 
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無料ビジネスの時代: 消費不況に立ち向かう価格戦略 (ちくま新書) [新書]

吉本 佳生
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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無料ビジネスの時代: 消費不況に立ち向かう価格戦略 (ちくま新書) + 数字のカラクリを見抜け! (PHPビジネス新書)
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商品の説明

内容説明

最初は無料で商品を提供しながら、最終的には利益を得ようとする「無料ビジネス」。こんな手法が社会的に求められるのはなぜか? 日本経済のゆくえを考える。

内容(「BOOK」データベースより)

最初は無料で商品やサービスを提供しながら、最終的には利益を得ようとする「無料ビジネス」。こんな商売の手法が、なぜ流行するようになったのか?本書では、無料ビジネスのしくみを説明するだけでなく、無料ビジネスが求められるようになった時代を読み解く。デフレ不況から抜け出せない日本企業が、売上をふやし、利益を拡大させるための価格戦略を考える。おもしろくてタメになる知識満載のビジネス書。

登録情報

  • 新書: 237ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2011/9/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480066306
  • ISBN-13: 978-4480066305
  • 発売日: 2011/9/5
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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「価値が多様化している時代だから、表面上の価値と価格がアンマッチに見えても、周到にデザインされた価格戦略に基づくものであったりする」ということが、無料ビジネスの「なぜ無料にできるのか?」の動機に迫る事例紹介でよく理解できました。巨大な新興市場を眼の前にして、何に真の価値があり、何に対価を払ってもらうのか?について、より深く価格戦略を練るきっかけにしたいと思います。
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By htsuji
Amazonが確認した購入
無料ビジネスを2種類に分類し、「個々のお客さんとの取引において、一時的に無料で何か(商品や景品)を提供するが、トータルで利益を上げるという、従来からよくあるタイプの商売」と、この本の主題である「一部のお客さんについては、完全に無料のままタダ乗りされてもよい、という前提で、お金に余裕のあるお客さんから利益を上げるように計算した商売」について述べています。
どちらが正しいということは、もちろんありません。が、著者は後者について、お金のない客からはお金を取らず、お金のある客からたっぷり払ってもらうというやり方なので、前者よりも不景気のときに利益を上げやすいはずだから営利企業はもっとこの方法をとるべきだ。ただし、そのためには顧客ごとのきめ細かいマーケティング戦略が必須で、やみくもにタダで商品やサービスをばら撒けばよいというものではない。と、説いてます。

この無料ビジネスとして、典型的なところでは、携帯電話やパソコンの「基本無料」ゲームがそれです。お客さんは、自分がそう望むなら、ずっと無料でゲームを楽しめるし、一方、お金に余裕のある人はお金を払ってゲームのアイテムを買うことにより、付加的な楽しみをえることができます。(「無料」ゲームについては、金を払ってもアイテムが手に入らないことがあるギャンブル的な「ガチャ」の問題をはじめ、金を払わないとゲームのストーリーが行き詰るようにゲームの内容が細工されている場合もあり、無料と称している詐欺ビジネスではないかという点については、著者は問題点の存在を認めた上でひとまず棚上げにしています)

経済学の初歩にある「一物一価の法則」にとらわれず、「高くても金を払うことに躊躇しない人には高く、安くなければ買わない人には安く売る」というのを、カモからぼったくるアンフェアな商売と見る人もいるかも知れませんが、有料と無料で提供される商品やサービスについてきちんとした情報が示された上で、お金のある人が自分の意思で余分に払うという限りにおいては、なんら不公正ではないと思います。(無料ゲームについては、情報がきちんと提示されているかという点に問題あり)

一定の人数の客については最後までタダで商品を利用することを許容しつつ商売を成立させるためには、緻密なマーケティング戦略と顧客管理が必要で、ある会社の持つ顧客情報は非常に重要な資産であることが強調されており、この点についても同感です。

ただ、本の最後のほうに、公共の図書館が持っている貸し出しや閲覧の個人情報を顧客情報として出版社や本の著者に提供せよ、という点については、ちょっと恐怖を感じました。どこの国でも、思想犯取締りの一環として、図書館の使用履歴を調査していた時代があります。図書館で借りた本の履歴が図書館の中に閉じ込められている限り、あるいはアマゾンで買った商品の履歴が、アマゾンの中に閉じこめられている限り、私は特に心配することはありません。でも、ある本を読むというのは、その思想に何らかの関心があるからなので、そういう情報が外に出るというのはかなり危うい問題をはらんでいます。「無料」どころか、どえらく高い被害を受けかねない。例えばの話、政治思想や社会運動に関する本の閲覧履歴が、自分のあずかり知らぬところに流れていくようなら、図書館なんて使えません。著者や出版社が自分の味方とは限らないですし。

この本や、吉本さんの他の著作にもある、顧客を客層ごとにきめ細かく分類し、緻密なマーケティング戦略を立てるという行為は、「ビジネスモデルを設計する立場」から見れば、大変に面白い話題で興味はつきませんが、一方で「企業に操られる消費者」という立場から見れば、何やら薄気味悪いものも否定はできません。ある企業活動が消費者の害や脅威になると目されれば、事業存続に関わる問題になりえます。その点を考えると、単なるマーケティング目的であるとしても、顧客情報を集め保管することのリスクを、企業は十分に検討する必要があるでしょう。これは、この本が扱っている話題の範囲の外の問題なので、別の本を読む必要があります。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ふる
 書いている内容は章立てを見ると分かると思いますので載せておきます。
第1章 無料ビジネスとは
第2章 共同購入型クーポン vs. 無料ビジネス
第3章 TDLとUSJのアトラクション無料
第4章 予約制約 vs. 時間制約
第5章 ケータイと無料ビジネス
第6章 消費不況と無料
第7章 電子書籍と無料ビジネス

 となっており、それぞれのタイトルから分かるよう、「無料ビジネス」について書いております。

 当然、クリス・アンダーソン「フリー」にあるような「フリービジネス」を意識してはおりますが、
考える視点は異なると思います。
 最終的には、消費不況を乗り切るために、この「無料ビジネス」をうまく生かして、消費が拡大する
方向性に向かえばという考え方があるようです。

 著者は、「スタバではグランデを買え」などを書いていており、私もいくつか読んでいます。
(彼を知った最初は、NHKの「出社が楽しい経済学」で見たからですが…)

 全体的に見ると今まで、著者が書いてきたような本のようなおもしろみは少ないかなと思います。

 そして、最初にマクドナルドのコーヒーの無料クーポンについて述べられていますが、
マクドナルドもおかわり無料ですので、2杯目から有料になるビジネスモデルと書いてある点が、気になり、
どうも、私には、最初から論理が結論ありけりの本に見えて楽しめなかったという感じです。

 TDLの話などは、おもしろみがありますが、その他は、あまり、論理に新しさを感じない本でした。
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