人類を脅かす無敵のロボット戦艦オールド・マンに決死の戦いを挑む男たちの勇猛果敢な活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第168巻。本巻の執筆者は、新旧作家陣の競演エーヴェルスとダールトンです。海王星の衛星トリトンの地下都市をさまようオクストーン人歴史学者モカルト親子は、トリトンに不時着したテラ艦隊のマルーメ中佐と遭遇する。
『無敵のオールド・マン』H.G.エーヴェルス著:三人は古代レムールの地下都市で武器と装備を発見する。超巨大ロボット艦オールド・マンに対抗する手段を得たと考えた三人は大胆な奇策を編み出し、遂に超巨大艦の中枢部に侵入に成功したのだが・・・・。『グッキーとヴァクパス』クラーク・ダールトン著:振動守護者の罠に掛かり故郷銀河から3200万光年離れた島宇宙M−87を漂流するローダン一行は自力では帰還不能ではあるが、当面生きる為の食糧を求めて近傍の惑星デポ2に接近する。鮮肉作戦と名付けられたミッションにグッキーが派遣され、やがてすぐにフォーク・バッファローという格好の動物が見つかったのだが・・・・。
惑星の探査に降りた宇宙生物学者シルヴェスター博士が、突然‘真空エネルギー・フィールド’という危険な物質を作り出すミュータントと化してしまい、グッキーとテラナーにとって非常に苦しく悲しい決断が迫られます。故松谷健二氏のあとがきは、ヨーロッパ旅行中の電車で遭遇された出来事の話です。ヨーロッパの駅には改札という物がない為車内での検札が行われるのですが、イタリアの私鉄の車中で四十代ぐらいの中年女性が車掌に無賃乗車を指摘され罰金を払わされながら、大声で喚き狂乱の愁嘆場を演じているのを見られました。当の女性と目を合わせないように窓外を見ていると、やがて隣りの車両でも同じシーンが繰り返されるのが聞こえて来たそうです。