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無意識の証人 (文春文庫)
 
 

無意識の証人 (文春文庫) [文庫]

ジャンリーコ カロフィーリオ , Gianrico Carofiglio , 石橋 典子
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

南イタリアの海辺の町で、九歳の男の子が殺され、出稼ぎのアフリカ人が逮捕される。圧倒的に不利な被告の弁護を引き受けたグイードは、妻に逃げられて憂鬱な毎日を送る三十八歳。正義を振りかざすような柄でもない…が、ジェフリー・ディーヴァーが「最良の法廷スリラー」と評した見事な論証で、物語は大逆転。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

カロフィーリオ,ジャンリーコ
1961年、イタリア、バーリ生まれ。刑事訴訟法の専門家で本職はプーリア州バーリの凶悪組織犯罪を扱うマフィア担当検事。専門書執筆のかたわら、2002年『無意識の証人』で小説デビューし、イタリアの五つの文学賞を受賞した。続けて第二作、第三作を発表して高い評価を受けている

石橋 典子
1961年、宝塚市生まれ。東京大学文学部イタリア文学科卒。イタリア語翻訳、通訳を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 324ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/12)
  • ISBN-10: 4167651424
  • ISBN-13: 978-4167651428
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
新しい発見 2005/12/18
形式:文庫
法廷ミステリーとか、弁護士ものというと、アメリカの小説に親しんできましたが、今回は、イタリアということで、どんな展開かと思いました。主な部分では、結構、アメリカの、たとえばフィリップ・マーローと近いかんじがあります。でも、細かいところでは、たとえば、海辺で昼寝をしてさぼることができたり、古いエレベーターが二重扉だったり、バールで強いエスプレッソがあたりまえで、デ・カフェのコーヒーを頼むは、イタリアでは男として恥ずかしいことなど、ヨーロッパならではのさまざまなデティールが語られます。物語の発端である殺人事件をめぐる事件の基底には、アフリカ系移民についての人種差別があったりするところがしっかり描かれいます。主人公の暗い悩みは、本人の個人のものだけではなく、我々の今日の問題なのだろう、という共感を覚えました。
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形式:文庫
イタリア人の生活描写はイタリア文学に馴染みのない自分にはとても新鮮だったし、イタリア人というと陽気でちゃらんぽらんというイメージであるが、本編の主人公は真面目で繊細なところが印象的で好感が持てた。

引用される比喩も示唆に富んでいて、人生観においてああそうだなと思うところが多く、読んでいて色々なことを考えさせられた。

ただ肝心の事件の方は全然劇的とは思えなかった。
重要ではあるが決定的ではない目撃証言が1つあるだけで、物的証拠はまるでなし。
目撃証言の他は検察側の推理による状況証拠のみという貧弱な論拠で、外国人とはいえ終身刑で起訴を行うことが現実的に起こりうるのか甚だ疑問。

内容紹介では大逆転と書かれているが、アメリカの法廷物を読みなれた自分からすると、状況は絶体絶命とは思えないし、むしろ最初から起訴に無理があるのではと思ってしまった。(弁護士の論証は論理的ではあると思うのですが。)

非常に読みやすいので苦にはならないが、事件は解決しないので推理小説としては読まない方がいいかも知れません。
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