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無思想の発見 (ちくま新書)
 
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無思想の発見 (ちくま新書) (新書)

by 養老 孟司 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

日本人は無宗教・無思想・無哲学だという。さて無思想とは、どのような事態か。もしかするとそれは、「ゼロ」のようなものではないのか。つまりゼロとは、「なにもない」状態をあらわしつつ、同時に数字の起点でもある。ならば、「思想がない」というのも、ひとつの「思想」のあり方ではないか。日本の風土が生んだ「無思想という思想」を手がかりに、現代を取り巻く諸問題、さらには、意識/無意識とはなにかを、大胆に、されど精緻に考え尽し、閉塞した現代に風穴を開ける。


内容(「MARC」データベースより)

日本人はなぜ無思想なのか。それはつまり「ゼロ」のようなものではないか。日本の風土と伝統が生んだ「無思想という思想」を手がかりに、現代を取り巻く諸問題、さらには意識/無意識とはなにかを、大胆に論じる。

Product Details

  • 新書: 238 pages
  • Publisher: 筑摩書房 (2005/12)
  • ISBN-10: 4480062807
  • ISBN-13: 978-4480062802
  • Release Date: 2005/12
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.2 x 0.4 inches
  • Average Customer Review: 4.0 out of 5 stars  See all reviews (36 customer reviews)
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17 of 20 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 久々に養老先生らしい本, 2006/5/13
By itgaki (神奈川県) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
養老先生の本は好きで読んでいますが、読んでいて「なるほど!こういう見方・考え方は面白い!」と思ったのは久々でした。個人的には養老先生の原点にある「唯脳論」、ものの見方のスタンスを明確に提示した「人間科学」、そして本書は先生の著作の中でも、考え方がはっきりしていて、際立って面白いと思います。

「無思想」を普通に考えられている西洋的な「思想」、「哲学」、「宗教」と対比しながら、日本独特の思想であることを明らかにしようとしています。
「哲学」を語るところでは、思想は風土からもたらされ、日本の風土は日本独特の思想(無思想)をもたらすであろうこと、「宗教」を語るところでは、西洋的思想<有思想>」と「無思想」という構造を一神教と仏教との対比によって語ろうとしています。そのためか、同じことを何度も語っている印象もありますが、私にとっては、おかげさまで判りやすくなりました。

また「無思想」を数字のゼロと見立てるところは「なるほど」と思いました。ゼロは何もないことを表しつつ、数字(数学)を支える必要不可欠なものです。たしかコンピュータの祖フォン・ノイマンが定義した自然数も空集合(=0)が起点でしたよね。概念世界の代表である数学・数字との共通性は、「無思想」が思想足りえる根拠のひとつにはなりそうですね。

養老先生も本書の中で言っているように、正しいかどうかは判らないことですが、無思想を日本独自の思想として、その利点(欠点もある)を認識していこうとするモノの見方は、日本人が自分を見つめ世界にスタンスを発表していく際の拠りどころになりうるのではないでしょうか。

「壁」シリーズよりお勧めです!
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21 of 25 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars あなたは、思想を持っていますか?, 2006/1/7
By eternal_glory (茨城県つくば市) - See all my reviews
「あなたは、思想を持っていますか?」と聞かれたら、私たち謙虚な日本人は散々悩んだ挙句に「ありません」と答えるだろう。でも「言葉を使っている以上、思想が無いわけが無い」と断言されたら、思わず「すいません」と謝ってしまうかもしれない。
でも恥じることは全くない。「無思想」、すなわち特定の「思想」を持たないことは、立派な「思想」なのだ。「でも現実に生きていて、思想とは関係が無いし」と思うかもしれない。それは著者のいう無思想の典型で、思想よりも現実に重きを置いていることを意味する。現実も概念であり、現実と思想は対立的ではなく、補完的だ。「無思想」を恥じることなく認め、その先を考えよ、と著者はいう。

しかも「無思想」は、現実と関係する。例えば、靖国問題。思想を強く持つ国々と、無思想の国とのすれ違いである。また、無思想であることに無自覚だから、誤って「本当の自分」を探してしまったりする。こう考えれば、無思想は現実と関係がないとは言えないだろう。
思想を畏れ敬遠しながらも、気になる人にお勧めしたい。なるほど、と深く頷くはずだ。ただし、著者が以前から主張する「意識と身体」の問題に加え、その意識が「現実(無思想)と思想」に分かれた。だから構造的に込み入っていて、一読難しい。是非、自分のことを深く了解しながら、二読して欲しい。
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9 of 11 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 結構難解です, 2006/3/16
養老先生が口述でなく直々に執筆したという作品。
う〜ん、そのせいかな結構難しいです。なんというか本当はこの言葉、この行の間に色々挟まっているだろうなぁ、と思うのですが、そういう行間は分かる、を前提にサクサク書いてあるので、分かったような分からないような気分になります。もちろん頭の良い人はついていけるのでしょうけど。そして自我、アイデンティティの問題の所は、「超バカの壁」の内容とかなり重なっているし、先生の言いたいことは「超バカの・・・」のほうに簡単分かりやすく書いてあるので、そっちを読めば充分のような気もします。もっと深くそういったことに立ち入りたい人、とにかく養老先生のファンと言う人、が買って読めばいいのでは。
私は「超バカ」がすっごく分かりやすかったし、目からうろこだったので、その勢いでこちらも買いました。本物てのはそう簡単には分からないものなのかもね。スルメの尻尾みたいに何回も熟読しているうちに、
新しい視界が広がってくるのかな。少なくとも私にとってはそんな本になる可能性を感じさせていることは確かです。
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Published on 2007/1/29 by tamtam

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Published on 2007/1/8 by もっさん

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