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無影燈(下) (文春文庫)
 
 

無影燈(下) (文春文庫) [文庫]

渡辺 淳一
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

外科医の直江は、なぜ大学病院の講師の職を捨てたのか。酒を飲み女性たちと関係を続ける彼には人知れぬ秘密が隠されていた……。

内容(「BOOK」データベースより)

躰の交渉を重ねながらも、倫子にとって直江は、依然、不可解な存在であった。酒に溺れ、複数の女性とも関係があるようだ。密かに麻薬を打っている気配もある。正月休みに直江から旅に誘われた倫子は、その優しさに当惑しながらも、ともに雪の北海道へと旅立つ。しかし、この優しさの内にはある重大な秘密が隠されていた…。

登録情報

  • 文庫: 326ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1997/06)
  • ISBN-10: 4167145200
  • ISBN-13: 978-4167145200
  • 発売日: 1997/06
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 87,992位 (本のベストセラーを見る)
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直江と倫子2 2003/5/16
By カスタマー
形式:文庫
最近大切な人を亡くしました。この作品はかなり前に読みました。自分を追い込み、そのなかでしか生きられない直江にその人を重ねます。直江が死を覚悟した姿は悲しく、でも美しくも感じました。医師としての功績、子孫、何かをのこすこと、人の一生にはどんな意味があるのか考えてしまいます。亡くした彼も渡辺淳一の作品は学生時代によく読んだとのことで、私が読んでいるのを見て、直江が痛みを紛らすためにかお酒を飲む姿に対して、「酒はかえって痛みが増すんだよな」と言っていたことをつい思い出します。作品の中だけでなく私の中でも、医師直江の存在が亡くなった彼の姿と重なってずっと生き続けている感じがします。しばらくぶりにまた読もうと思います。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
彼女の健気な恋物語として、私はこの小説をとらえました。
最後の場面は、自然と泣いてしまいました。
愛する男性・直江が死んでしまったと、理性では理解しても、本能で拒絶する倫子。
あの人がいなくなるなんて、そんなことない。直江との心が触れ合った時を思い返しうずくまる倫子。
物語は幕・・・倫子はこれからどうするのでしょうか。とても気になります。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amedio トップ500レビュアー
形式:文庫
※「上巻」のレビューの続きです。

倫子と関係を持っても、直江はそれまでと、あまり変わりはなく、それどころか、病院内でのあまり良くない直江の評判…薬を使っているとの噂…。
女性とのトラブル…。

でも、直江は確実に、人間性を取り戻していたと思います。

倫子と2人になる時、氷が溶けるように、直江が変わっていくように思えました。

直江は正月休みに、自身の郷里のある北海道へ、倫子を誘います。

倫子はどんなに嬉しかったでしょう…。

が、その直後、倫子に、奈落へ突き落とされたかのような出来事が襲いかかるのです。

でも、直江は、倫子に、安らぎを求め、それは確実に得られたと思いたいです。

そして、直江自身は、それで十分だと悟ったのでしょう。

あまりに残酷な終わりに、でも、温かい涙があふれました。

倫子は、直江の心に灯をともし、直江の影を映し出した、たった1人の女性…。

強く強く生きていって欲しい、心からそう思います。

ドラマを観た方も、観てらっしゃらない方も、こういう生き方もあるのだと思いながら、読んで欲しいです。
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