出版社/著者からの内容紹介
ブッダが説く「無常」は、「花が散って寂しい」「親しい人が死んで悲しい」といった感情的なものではありません。「無常は聖なる真理」。普遍的で客観的な事実であり、一切を貫く法則であり、幸せに役立ち、悟りに到る智慧の見方なのです。驚くべきブッダの世界へご案内しましょう。
内容(「BOOK」データベースより)
ブッダが説く「無常」は、「花が散って寂しい」「親しい人が死んで悲しい」といった感情的なものではありません。「無常は聖なる真理」。普遍的で客観的な事実であり、一切を貫く法則であり、幸せに役立ち、悟りに到る智慧の見方なのです。驚くべきブッダの智慧の世界へご案内しましょう。
内容(「MARC」データベースより)
釈尊の説かれた真理を、巧みな比喩と明晰な論理を用いて、現代を生きる人々にわかりやすく伝えるシリーズ。第1巻では、仏教の核心であり、「悟り」に到る「聖なる真理」である「無常」について語る。
出版社からのコメント
●シリーズ「お釈迦さまが教えたこと」
釈尊が2600年前に説かれた教えを、間違いなく伝える--。シリーズ「お釈迦さまが教えたこと」では、すべての生きとし生けるものが幸福に生きるために役立つ仏教の智慧を、最初期の仏教であるテーラワーダ仏教に学びます。
釈尊が2600年前に説かれた教えを、間違いなく伝える--。シリーズ「お釈迦さまが教えたこと」では、すべての生きとし生けるものが幸福に生きるために役立つ仏教の智慧を、最初期の仏教であるテーラワーダ仏教に学びます。
著者について
1945年4月、スリランカ生まれ。スリランカ仏教界長老。13歳で出家得度。国立ケラニア大学などで教鞭をとる。80年に来日。駒沢大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会の長老として、瞑想指導や講演、執筆などを通じて釈尊の根本の教えを説き続けている。NHKテレビ「こころの時代」出演のほか、朝日カルチャーセンター(東京)講師としても活躍中。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スマナサーラ,アルボムッレ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説きつづけている。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説きつづけている。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
●はじめに/ブッダは、「あなた」の幸せを願ったのです。
耳を傾ける前に知っておくべきことは、「誰が話すのか」ということです。
本書の語り手は、私、アルボムッレ・スマナサーラ。拙いながらも、生命の師たるブッダの話を伝える初期仏教の僧侶です。
であるならば、「ブッダとは何者か」をまずもって明らかにすべきでしょう。
***
お釈迦さま(釈迦牟尼仏陀、釈尊、仏陀、ブッダ)は、およそ2600年前の紀元前566年、北インド(現ネパール)のシャカ族の小国に、王位継承者ゴータマ・シッダッタとして生まれました。29歳ですべてを捨てて出家し、6年後に悟りをひらいてブッダ(智慧の完成者)となってからは、紀元前486年に80歳で没するまで、乞われればどこへでも裸足で歩いていって、教えを説き続けました。
テーラワーダ(上座仏教、上座部仏教)は、ブッダご自身が説かれた教えを、ブッダご自身が話されたパーリ語の経典で忠実に伝える最初期の仏教です。その知的さ、シンプルさ、慈しみ深さ、力強さに、皆様はこれから触れることになります。
すべての生命にとって、ブッダの教えを聞く以上の幸運は、ほかにありません。かりにいま、どのような苦境にあったとしても、この一点において恵まれているあなたは、きわめて幸運といえるのです。これはまったく誇張ではありません。
***
お釈迦さまは、ひたすら「真理」、すなわち「超越的な智慧で発見した客観的な事実」を語りました。
ブッダの「真理」は、神秘的なものではありません。文化も時代も次元も超えて、普遍的に正しい客観的な事実です。だから誰もが、いまここで、すぐに確かめることができます。本当に、この本を読みながら確認できるのです。
仏教は理解し、実践するものです。信仰は不要です。仏教には「世界を支配する神」も「永遠不変の魂」もありません。その意味で、仏教は宗教ではないのです。仏教は、まさに「仏陀の教え」なのです。
仏教は、あなたが幸福に生きるために役立つ、論理的で実践的な「心の科学」です。日々の暮らしに役立つ教えであると同時に、究極の幸福である「悟り」「解脱」にまっすぐ続く道でもあります。
真理を体験することが、すなわち「悟り」。「悟り」は絵空事ではなく、いま、あなたに、その可能性があるのです。そのための方法をこそ、お釈迦さまは残してくださったのです。
***
「天上天下唯我独尊」。すなわちブッダの「私は生命の一番である」という高らかな宣言。仏典には記録されていませんが、テーラワーダの国でも、生後まもないお釈迦さまの言葉として広く知られています。実際、ブッダの卓越した智慧は、人間の域をはるかに超えています。
それはこの本を読み進むうちに、おわかりいただけることと思います。「なるほど、この方は桁違いだ」と。
しかし、そのように超越的な知性を示しながら、お釈迦さまのお話は、誰にでもわかるものです。高い知能指数も、難しい専門知識も一切必要ありません。慈しみ深きブッダは、一切の生命の幸福を願われた。母のごとく我々のことを心配なさった。だから生命の幸福に役立つことを、平易に、シンプルに語ったのです。
しかしブッダの話を聞くにあたって、重要な資質、態度も確かにあります。
それは「素直さ」です。
お釈迦さまの前では、誰しも愚者です。「ちょっと違うのでは」「こう考えるのが賢いのでは」といった発想は捨ててください。中学生くらいの素直さで、耳を傾けてください。仏教は、既存の概念、哲学、思想、宗教、文化、文明を「生命の幸福につながらない。価値がないのだ」と捨て去り、ブッダの智慧の世界に到る道です。既存の学問の知識は、かえって理解の妨げとなるでしょう。
***
シリーズ「お釈迦さまが教えたこと」は、釈尊の説かれた真理を、現代を生きる皆様にわかりやすく伝えるためのものです。理解しやすさを優先し、記述の重複を恐れませんでした。重要なことは、角度を変えて繰り返しお話しします。
本シリーズが皆様の幸福につながることを願います。
アルボムッレ・スマナサーラ
耳を傾ける前に知っておくべきことは、「誰が話すのか」ということです。
本書の語り手は、私、アルボムッレ・スマナサーラ。拙いながらも、生命の師たるブッダの話を伝える初期仏教の僧侶です。
であるならば、「ブッダとは何者か」をまずもって明らかにすべきでしょう。
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お釈迦さま(釈迦牟尼仏陀、釈尊、仏陀、ブッダ)は、およそ2600年前の紀元前566年、北インド(現ネパール)のシャカ族の小国に、王位継承者ゴータマ・シッダッタとして生まれました。29歳ですべてを捨てて出家し、6年後に悟りをひらいてブッダ(智慧の完成者)となってからは、紀元前486年に80歳で没するまで、乞われればどこへでも裸足で歩いていって、教えを説き続けました。
テーラワーダ(上座仏教、上座部仏教)は、ブッダご自身が説かれた教えを、ブッダご自身が話されたパーリ語の経典で忠実に伝える最初期の仏教です。その知的さ、シンプルさ、慈しみ深さ、力強さに、皆様はこれから触れることになります。
すべての生命にとって、ブッダの教えを聞く以上の幸運は、ほかにありません。かりにいま、どのような苦境にあったとしても、この一点において恵まれているあなたは、きわめて幸運といえるのです。これはまったく誇張ではありません。
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お釈迦さまは、ひたすら「真理」、すなわち「超越的な智慧で発見した客観的な事実」を語りました。
ブッダの「真理」は、神秘的なものではありません。文化も時代も次元も超えて、普遍的に正しい客観的な事実です。だから誰もが、いまここで、すぐに確かめることができます。本当に、この本を読みながら確認できるのです。
仏教は理解し、実践するものです。信仰は不要です。仏教には「世界を支配する神」も「永遠不変の魂」もありません。その意味で、仏教は宗教ではないのです。仏教は、まさに「仏陀の教え」なのです。
仏教は、あなたが幸福に生きるために役立つ、論理的で実践的な「心の科学」です。日々の暮らしに役立つ教えであると同時に、究極の幸福である「悟り」「解脱」にまっすぐ続く道でもあります。
真理を体験することが、すなわち「悟り」。「悟り」は絵空事ではなく、いま、あなたに、その可能性があるのです。そのための方法をこそ、お釈迦さまは残してくださったのです。
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「天上天下唯我独尊」。すなわちブッダの「私は生命の一番である」という高らかな宣言。仏典には記録されていませんが、テーラワーダの国でも、生後まもないお釈迦さまの言葉として広く知られています。実際、ブッダの卓越した智慧は、人間の域をはるかに超えています。
それはこの本を読み進むうちに、おわかりいただけることと思います。「なるほど、この方は桁違いだ」と。
しかし、そのように超越的な知性を示しながら、お釈迦さまのお話は、誰にでもわかるものです。高い知能指数も、難しい専門知識も一切必要ありません。慈しみ深きブッダは、一切の生命の幸福を願われた。母のごとく我々のことを心配なさった。だから生命の幸福に役立つことを、平易に、シンプルに語ったのです。
しかしブッダの話を聞くにあたって、重要な資質、態度も確かにあります。
それは「素直さ」です。
お釈迦さまの前では、誰しも愚者です。「ちょっと違うのでは」「こう考えるのが賢いのでは」といった発想は捨ててください。中学生くらいの素直さで、耳を傾けてください。仏教は、既存の概念、哲学、思想、宗教、文化、文明を「生命の幸福につながらない。価値がないのだ」と捨て去り、ブッダの智慧の世界に到る道です。既存の学問の知識は、かえって理解の妨げとなるでしょう。
***
シリーズ「お釈迦さまが教えたこと」は、釈尊の説かれた真理を、現代を生きる皆様にわかりやすく伝えるためのものです。理解しやすさを優先し、記述の重複を恐れませんでした。重要なことは、角度を変えて繰り返しお話しします。
本シリーズが皆様の幸福につながることを願います。
アルボムッレ・スマナサーラ