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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
無印良品のバックボーンにあるものが分かる本,
By 一六タルト (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 (中公新書) (新書)
元セゾングループ代表の堤清二氏とベストセラー「下流社会」の著者の三浦展氏との対談集。三浦氏の方は、すでに他の著書で書かれている事が多く、特に目新しい事はないが、堤氏のコメントで無印良品やパルコといったセゾングループの店舗や商品に対する背景にある考え方を知る事が出来た。流通や店舗関係の仕事に付いている人は一読に値する。この本と三浦氏の「シンプル族の反乱」を合わせて読むと、さらに現代の消費社会が抱えている問題点への理解が深まると思う。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
懐古的ではあるが、ところどころ面白い,
By
レビュー対象商品: 無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 (中公新書) (新書)
社会学者にしてマーケッターの三浦展と、彼がかつて所属したパルコの本流であるセゾングループを築き上げた堤清二との対談本。話題は当然、二人のかつていたセゾングループの創生から繁栄ま での述懐に、リーマンショック以降の世相、これからの日本、特に凋落した地方がいかに再生するか など、幅広い話題をあつかっている。 正直嫌な予感は少ししていたが、懐古的な臭いが全編に漂っていることは否めないし、どこかで聞い たような話の域を出ることができていない。例えば、序盤のマクロ経済的な話のところで、小泉政権下 で進められた新自由主義こそが諸悪の根源だとでもいうような議論は、非正規雇用や雇用の流動化 への感情的な反発が見直され始め、実証的に経済不況の本当の構造的欠陥を探ろうとしている今の 議論の趨勢からは、すでに周回遅れだろう。 また、地方の商店街が廃れ、TSUTAYAやスタバなどの全国チェーンよって埋め尽くされるという三浦氏 のいう「ファスト風土化」への疑義については、首肯しかねる部分がある。三浦氏は「シチズンシップ」、 いわゆる郷土愛をもちだし、地元新潟がチェーン店で埋め尽くされることを難じている。でもそれは地元 に住んでいない者の言い分で、実際に住んでいる者からすれば、TSUTAYAやスタバで飲んでみたい と思うことだってあるだろう。ここには自分の畑を荒らす猿を駆除しようとする農家の人と、地元民でもな んでもないのにそれに反対をする動物愛護団体と似た関係がある。 ただ、西武グループ時代の特に堤氏の話は、上野千鶴子との対談本とほとんどかぶっているとはいえ、 コンパクトにまとまっていて読みやすかった。無印良品が、海外ブランドとそれを盲従して買いあさる消費 者への「批判」として始まったことも、今にしては興味深い。今や、無印自体が、一つのブランド化してい るというところには、歴史の皮肉を感じざるを得ないところだが。
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
堤氏,
By Zaan (東京都港区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 (中公新書) (新書)
マーケティングの手法使いつつ、印象論を展開しているだけのような三浦氏の著作は最近読まなくなっていたのですが、 堤氏との対談ということなので、ちょっと読んでみました。 でも、もうそろそろマーケティングの視点で「下流」だの 「シンプル族」だのと分類して見せるのは、いいんじゃないですかね? はっきりと「下層」の存在が見えてきているわけですから。
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