著者からのコメント
オープンソースです。
Geeklogを使ってPC向けサイトを設置したら、携帯(モバイル)サイトを同時に設置し、
さらに更新も同時に行えます。また、多言語切り替え機能やUTF-8対応でグローバルな
サイトがすぐにできあがります。
MySQLやPHPの環境があれば、だれでも簡単にGeeklogを設置してCMSのホームページが
できあがります。
この本では、Geeklogの特徴・導入・管理・運用・カスタマイズ・開発者用データ
と、あますところなくGeeklogのすべてを紹介しています。Geeklogはじめての
導入ガイドです。ぜひご活用ください。
著者について
Geeklog日本公式サイトを運営するチーム。Geeklog本家と連携して、Geeklogの
サポート、日本語化開発、ダウンロードサービス、セミナー、ドキュメント作成等、
ネットで連携してGeeklog日本語版を普及している。
◆今駒哲子(こんま・てつこ)/Ivy/あいび~
<監修・著者・翻訳>
1998年7月、SOHO支援サイト「IvySOHO」を立ち上げ、SOHO支援活動をスタート。
メールマガジン会員は8,000名。IvySOHO SNS「We」は、登録会員600名。SOHOに役立つ
SEOやブロク・CMSのセミナーを毎月開催していくうちにGeeklogと出会う。
直感的な操作とシステムの設計思想に惹かれてGeeklogの開発協力をIvySOHO
グループやアイビー・ソーホーとして行う。
アイビー・ソーホーでは、オープンソースを利用したWebコンサルティングを
メインに活動。Geeklog、OpenPNE、MediaWiki、Zen CARTを利用したシステム開発や
ホームページ開発・運営、SEOも。(東京都在住)
(株)アイビー・ウィー代表取締役
◆伊藤賢治(いとう・けんじ)/mystral-kk
<著者・翻訳>
テーマエディタ、多言語インストーラ、Dbman、テクノラティプラグインなど開発は
多数。 Geeklog本家のメールマガジンでいち早く情報をキャッチしてGeeklog
Japaneseで提供。セキュリティリリースへの迅速な対応を担う。(福岡県在住)
◆土谷和子(つちたに・かずこ)/Tsuchi
<著者>
Geeklog関係の開発業務を一手に引き受ける、アイビー・ウィー/IvySOHO開発ス
タッフ。メール記事投稿プログラムや、トピックリストアプリケーションなど多
数開発し、日本語版標準パッケージを毎回作成。インストールマニュアルの整
備なども。OpenPNEのXREAサーバのためのメール日記投稿プログラムも開発。(大阪
府在住)
◆坂田裕輔(さかた・ゆうすけ)/SaY
<著者>
Geeklogをいち早く日本に紹介し、Geeklog本家と交渉してGeeklog日本公式サイト
「Geeklog Japanese」を設置した初代管理人。言語ファイルの翻訳などの他、RSS
アグリゲータなどプラグイン開発も。初期の日本語化に大きく貢献。著書に
『ごみの環境経済学』(晃洋書房)がある。(兵庫県在住)
◆木下敏夫(きのした・としお)/kino
<著者>
OsCommerceからフォークしたオープンソースCMSのZen CARTをGeeklogサイトで利
用できるようZen CART on Geeklogを開発。Ajaxを利用したWeb制作なども得意。
Zen CART on XOOPSの開発も。(京都府在住)
◆荒川史(あらかわ・ふみと)/Phize
<著者>
元々テーブル組みをベースにしていたGeeklogのテーマを、テーブルを使わないで
スタイルシートだけでレイアウトした「ProfessionalCSS」の作者。これから
は、ProfessionalCSSをベースにしたテーマが数多く生まれてくることになりそ
う。(埼玉県在住)
◆今井立自(いまい・たつみ)/im-ltd
<著者>
Geeklogの携帯ハックを開発。GeeklogをインストールしたらそれだけでPCと携帯
両方のサイトができることになり、Geeklogの用途が広がった。執筆陣の中では、実
は誰よりも早くからGeeklogを使っていた。(千葉県在住)
◆南木正和(なんもく・まさかず)/nmox
<著者>
コンフィギュレーションエディタを開発。これでサイトの設定が大幅に改善され
た。他、2階層メニューPHPブロックなど。(栃木県在住)
◆池田弘美(いけだ・ひろみ)/jiro
<著者>
CSSに詳しく、きれいなHTMLを記述する、アイビー・ウィー/IvySOHOのWebスタッ
フ。Geeklog掲示板プラグインのスタイルシートを改善して多くのカラーバージョ
ンが生まれた。(新潟県在住)
<原著者>
Dirk Haun
Tony Bibbs
Jason Whittenburg
Mark Limburg
Blaine Lang
Tom Willet
Alan Mckay
Oliver Spiesshofer
Mark R。 Evans
Michael Jervis
Andy Maloney
他
抜粋
オープンソースは,利用者としては無償なので手軽に試すことができます.開発者としては,世界中の開発者とネットワーク上で繋がることができて,お互いの技術を交換し,継承していくことができます.そのため,オープンソース活動に賛同するユーザ・開発者ともに,ますます多くなり,自然に高機能なものが生まれてきました.
CMSには,機能を専門化したブログ,SNS,Wiki,Commerceなどがあり,それぞれオープンソースでも提供されているので,機能がそれで十分ならそれらのCMSを設置するとよいでしょう.そうではなく,情報発信型サイトで,しかも単なるブログでは機能が足りない.メールマガジンの配信もしたいし,簡単なアンケートやカレンダ機能だってほしい.コンテンツごとにだれに見せるかログインの有無やグループ別で分けたい.将来ショッピングカートも付けたいし,動画や写真,音声も管理したい....そんな様々なおもいを受け入れてくれるのが「汎用CMS」で,特にブログ機能を本体で持っているため情報発信力が高く,管理を直感的に行えるGeeklogはおすすめです.機能をあまり必要としない一般的な企業サイトにとっても魅力的なCMSでしょう.
汎用CMSは,世界中には数え切れないほど存在しているのですが,日本で知られているものは極限られた数で,それだけ日本語化のハードルは高いともいえるでしょう.
そういった状況下で,最初にGeeklog日本公式サイト「Geeklog Japanese」を立ち上げたのはSaYさんでした.
Geeklogは,直感的に操作できて管理画面のデザインが良く,しかも動作が軽いので,WEB開発者でなくとも運営ができます.多くの管理者にコンテンツの種類別に必要なだけの権限を与えて共同管理していくしくみがあります.リンク集の管理だけを任せるスタッフ,記事だけを任せるスタッフ,というふうに権限を分けて任せることができるわけで,これによりスキルの十分でないスタッフにも安心して参加してもらえます.「セキュリティギークな人のために開発した」というだけあって,こういった権限,Geeklogでは,パーミッションシステムといいますが,大変充実しています.
また,セキュリティギークというだけあって,本家の開発者たちの対応は迅速なので安心です.Geeklog Japaneseの運営チームは,本家からのセキュリティ情報をメーリングリストなどでも得ており,すぐに対策を紹介しています.
Geeklogは,特にUTF-8を早くから推奨しており,マルチリンガルサイトにも対応します.言語ファイルは本体ソースから切り離されているのでセキュリティリリースでの対応が容易です.
プラグインだけでなく,手軽に開発できる様々な種類のカスタマイズ環境が用意されているのは,開発者にとってもうれしいことですし,一般ユーザにとっても開発へのハードルが低くなって,便利なシステムをすぐに手に入れることができます.
日本では携帯での利用が多いため,日本語版の開発ではPC用のアドレスのまま携帯から閲覧し,ログインや書き込みまでできるよう開発しています.つまり,Geeklogを利用するだけでPC用のサイトと同時に携帯用のサイトができあがるわけです.基本的にはカスタム関数を利用してカスタマイズしていますが,本体を若干ハックしています.現在,閲覧は3キャリアとも成功していますが,ログインや書き込みに関してはキャリアや機種によってできない場合があるので,今後も改良していきます.本書では,開発したソースコードをすべて掲載しています.携帯開発に詳しい開発者の方はぜひこの開発にご参加ください.
Geeklog Japaneseでは,開発だけでなくデザイン,翻訳などでより多くのひとたちに参加していただきたいと思っています.
Geeklog本家の開発者たちはとても気さくなので交流はとてもたのしく,ますますGeeklogを選んでよかったと感じています.開発に参加すれば,自然に自分たちが願っている機能を本体に取り込んでもらうことにもつながり,ますます使いやすいシステムの恩恵を受けることにもなるでしょう.Geeklog Japaneseでも,開発をどんどん本家へフィードバックしています.
オープンソースは`ひと'がつくります.オープンソースへの参加によって,ますます`ひと'とのつながりが生まれていくことに感謝したいと思います.