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無人島に生きる十六人 (新潮文庫)
 
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無人島に生きる十六人 (新潮文庫) (文庫)

須川 邦彦 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた!明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか?名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

須川 邦彦
1880(明治13)年、東京生れ。1905年、商船学校航海科卒後、大阪商船に勤務。また、日露戦争に従軍し、水雷敷設隊として奮戦。第一次大戦では敵艦の出没する洋上に敢然、船長として乗り出し、日本海員魂を発揮した。その後、商船学校教授を経て、東京商船学校校長、海洋文化協会常務理事を歴任。’49(昭和24)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 258ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/06)
  • ISBN-10: 4101103216
  • ISBN-13: 978-4101103211
  • 発売日: 2003/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (32件のカスタマーレビュー)
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28 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 心あたたまる、かつ、スカッとさわやかな一冊。, 2006/7/9
By 猫村しず - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
この本のどこがいいかって、まず、根性の曲がった野郎が出てこないところ。
16人の海の男たちが、それぞれ自分の持てる力を出し合って、協力し合って、
助けが来るまでの日々(といっても、確実に助けが来るという保証はない!)を、
あくまでも前向きに生き抜いていく姿は、非常に気持ちのいいものがあります。
無人島で孤立無援の状態でありながら、
日本男児として恥ずかしくないように、規律を守り、お互いを尊重し合って生きる姿。
悲観的になったり自暴自棄になったりしかねない状況の中で、
陰謀も策略も、騙し合いも出し抜き合いもなく、
みんな仲良く、明るく困難に立ち向かう姿。
元気のない人がいたら、さりげなく励ましたり、
あるいは、新しい仕事を与えて、やる気を出させたり。
また、日々、感謝を忘れず、
日本列島のあるほうに向かって、日本の神々に対して手を合わせたり。
文章もとても読みやすくて、たぶん子供でも読めるのではないでしょうか。
ひらがなも多いし。
文体自体が、明るくユーモラスなので、
多少悲惨な状況でも、暗くなく、楽しく読めます。
本当に、子供の頃に冒険小説を読んでワクワクしていた時の感じ。
心あたたまる、かつ、スカッとさわやかな一冊です。
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読んで得する, 2005/12/7
By いじさま (JPN) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
一気に読める。明治時代の実話を元にした話。中川船長の遭難その後の無人島暮らしについて、弟子である作者がこの作品に仕上げた。文体は静かで自制されているが、その内容は、読者をひきつけずにはおかない。無人島での滞在は、長い年月にわたったわけではなく、数ヶ月程度と、ロビンソンクルーそーなんかよりは、短いけれど、話は非常に具体的である。逆境にある集団を統率良く動かしてゆくことは、実際には大変な苦労であろうと思うけれど、この話の中では、非常に集団の中の個人がうまく機能していて、ためになることも多い。とにかく読んで得する一冊です。
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 心の土台, 2006/1/2
おもしろかった。重くないのがいい。前向きなのがいい。無人島に漂着しているのに、苦労が苦労のように伝わってこない。なぜだろう。『エンドュアランス号漂流』のように、一緒に痛みを感じるというのではない。子ども向けだから、とも考えたがどうも違う。上下関係のある家父長的な集団を描きながら、実は、語り手でもある船長が、みんなが気持ちよくしているためにどんなことがあっても、おこらない、しからない、こごとをいわないという姿勢を貫いているからなのだ、とわかった。心の土台がしっかりしていたからなのだと思う。
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