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無事、これ名馬
 
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無事、これ名馬 [単行本]

宇江佐 真理
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

男の道を学ぶため、泣き虫弱虫の武家の長男が弟子入りしたのは町火消「は組」の頭取だった!火の手が上がれば、自分の命と意地をかけて火事場を収める火消たちの生き方に触れるうち、少年は大人への一歩を踏み出していく…。地に足をつけて生きる江戸っ子の逞しさが爽やかな読後感を残す、連作時代小説の傑作。

内容(「MARC」データベースより)

男の道を学ぶため、泣き虫弱虫の武家の長男が弟子入りしたのは、町火消「は組」の頭取だった! 地に足をつけて生きる江戸っ子の逞しさが爽やかな読後感を残す、連作時代小説。『小説新潮』掲載。

登録情報

  • 単行本: 262ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/9/21)
  • ISBN-10: 4104422037
  • ISBN-13: 978-4104422036
  • 発売日: 2005/9/21
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 833,223位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:文庫
宇江佐真理は、引き出しの多い作家だ。
髪結い伊三次シリーズで、江戸の市井に生きる人の「ちょっといい話」
「切ない話」などを書いたと思えば、
「雷桜」で、骨太の恋愛小説を書く。

今度は臆病で剣術の弱い太郎左右衛門の成長小説だ。

ときにユーモアも交え、ときにほろりとさせる。
いろいろな人生模様が大げさでなく描かれていて読後感は爽やか。
世の中には、強い人も弱い人もいる。
そのことをしっかり踏まえた上での物語構成だ。
人に対する視線も温かい。

涙とともに笑いも出てしまう、「いい小説」である。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
臆病で取り柄のない7歳の少年・太郎左衛門が、
“男気”を学ぶために火消しの頭に弟子入り。

そして火消し一家に出入りしながら、一家の揉め事や行事に関わって行くのだが、
少年の成長というより、武家の坊ちゃんと火消し一家とのちぐはぐな関係が面白い。
あまりにも情けなく、しかしとても礼儀正しい坊ちゃんと、
気性は荒っぽいのに、あくまでも武家と町民の身分をわきまえた言動に徹する火消し一家。

読んでいて気分が滅入ることもなく、ほのぼのとした時代小説で、
宇江佐さんらしい味を出している。

作中に登場する男たちの何人かは、
皆それぞれに小説世界を彩り、それぞれの生き方を貫きながら、やがて命を落としてしまう。
しかし太郎左衛門はぼんやり生きているようでいて、それなりに成人し、それなりに人生を歩んで行く。
だからこそ“無事是れ名馬”なのかもしれない。

この小説は、続編ではないが『春風ぞ吹く−代書屋五郎太参る』にリンクした作品である。

なんとすれば、太郎左衛門は、春風〜の主人公・村椿五郎太の子。
今作の中には、五郎太やその母・里江、ヒロイン・紀乃らも登場するので、
宇江佐ファンとしては興味深い。

「この親にしてこの子あり」とも思えるし、「あの青年がこんな親に」とも思える。
できれば、春風〜を先に読んだ方がリンク性を楽しめると思う。

春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る (新潮文庫)
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
村椿太郎左衛門、通称たろちゃんは、人柄はいいのだが、武家の子供なのに臆病者で、剣術も手習いもぱっとしない。
そこで当時、男らしさを象徴する職業である町火消しの頭に、その心意気を学ぼうと、7歳のたろちゃんが、頭の吉蔵を訪ねるところから物語が始まります。

たろちゃんは、大人顔負けの言葉遣いをする一方、剣術の試合では、相手のかけ声だけで、竹刀が床におち尻餅をつく始末と情けない。
万事がそんな調子なので、まわりの大人たちは、もう少し意気地はないものかと、たろちゃんの態度に何度もやきもきしますが、その心根の優しさで、どれだけ皆が救われたかわかりません。

吉蔵一家を中心とする町家の人々との交流をとおして、人生の機微に触れながら、少年が成長していく過程が描かれています。たろちゃんは勿論のこと、かれを見守る吉蔵、その娘のお栄、祖母の里江がなかでもよく、本当に心あたたまる小説でした。

また、たろちゃんの父の五郎太が主人公の『春風ぞ吹く』を読んだ方なら、五郎太をはじめ一部の登場人物たちの変化も楽しめます。

さらに文庫本のあとがきに、題名ともなった『無事、これ名馬』の誕生秘話が載っていて、宇江佐さんの作品への思い、全編をとおして何とはなしに愛情が伝わってくる理由がよくわかりました。これは小説を読み終えてから、是非みてください。

私には、笑いと涙を誘った、傑作小説でした。
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最近のカスタマーレビュー
月並みな言葉ですが・・・
しみじみといい作品ですねぇ。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: kiyoshik
今日はもうとにかく癒して癒して!爽やか上等!の、本。
宇江佐真理さんの作品は、いつも本当に美しい。
作者の心ばえがやさしく品があるのだろう。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/17 投稿者: pampino
名馬になるためには?
主人公が誰なのかがいま一つはっきりしないことが本書の全体像をぼやかしている原因と思う。主人公であろう太郎の成長の過程を通して感動や興奮があるのかと期待したのですが... 続きを読む
投稿日: 2008/8/24 投稿者: 平和
善人の目を通して描かれた市井の人々
幕府表御祐筆役の倅、太郎左衛門と、
江戸の町火消し「は組」の頭、吉蔵一家との交流を軸にした、... 続きを読む
投稿日: 2008/6/11 投稿者: いせむし
白黒つけられないせつない気持ち。。。
『たろちゃん』という7歳になる武家の子息から「男にして下さい!」と頼まれる火消しの頭取とその家族のお話です。... 続きを読む
投稿日: 2006/8/6 投稿者: zOe
読み終わった後いつもほっこり〜
この作者の作品はいつもハッピーな気持ちになる。この物語で春風ぞ吹くの登場人物のその後がわかって懐かしい人たちに会ったような気持ちになった。春風に出ていた主人公の村... 続きを読む
投稿日: 2005/12/13 投稿者: おちょこ
心に爽やかな、春風のような読後感。
 火事と喧嘩は江戸の華。ただでさえ騒がしい火消しの頭一家に巻き起こる事件のいろいろ。... 続きを読む
投稿日: 2005/12/2 投稿者: やじうま
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